岡野玲子というのは相撲の漫画を描いたり、本木雅弘主演の映画『ファンシイダンス』の原作者でお坊さんの生活を取材したりと、とっても変わった漫画家です。あまり知ってる人はいないのかも・・・。ですが、とても残念です!
『陰陽師』がもし実写でなくアニメだったらまちがいなく”岡野玲子の『陰陽師』” の映画化と言われ、この人が陰陽師ブームの立役者と言われていたのでは? と思います。だって映画のキャラ設定やシーンのはしばしを見るに、絶対にこれは岡野作品の影響下にある・・・・としか考えられない。しかし、実際は原作は夢枕獏の小説ということだから、岡野サンの名前はどこにもなく、マンガも話題にならなかった。なんだか理不尽な気がします。私の評価では、小説は正直、上品さと奥行きに欠けるように感じ、漫画のほうが上です。
ちょっと地味好みの漫画ですが、野村晴明と博雅コンビがおもしろかった人、妖しい陰陽師の世界が楽しかった人にはぜひ読んでもらいたい。女性の透明感など実写では及ばない美しさもあります。全11巻ですが、最初のほうだけ(映画になった部分)読んでもOKです。おすすめ。
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