『日中戦争』小林英夫 ~殲滅戦から消耗戦へ~ | ぷぷぷ日記

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更新は思いついたとき。

講談社現代新書。
学校で習ったときは「日中戦争」なんて用語はなくて、盧溝橋事件(日華事変)などと年表にあった。前の戦争といえば「1941」からだと思っていた。 太平洋戦争中も日中戦争は継続していたのに、まったく認識不足でありました。

正式な宣戦布告をしなかったために長く「日中戦争」と称されなかったというけれど、いまだに世間でも「日中戦争」に対する注目度が低すぎるのではないでしょうか。

この本によると、日中戦争で作られていった流れから太平洋戦争を始めてしまったと思われる。それなら太平洋戦争直前の情勢だけを考えて開戦の是非を語
ることはあまり意味がないような・・・

---12月1日追記----
この本によると・・・ 蒋介石は外交力でアメリカの世論を味方につけた。
一方、日本は外交というより稚拙な陰謀というレベルの策しか講じておらず、エドガー・スノーなどアメリカ人ジャーナリストが自発的に中国擁護の論を盛り上げるにまかせてしまっていた。日本の報道といえば国内の戦意高揚のために終始しており、国際世論を意識しアピールするものは見当たらなかった。そのため満州国建国、リットン調査団報告のあたりでは国際世論は日本をやや容認という雰囲気だったのが、だんだんと険悪な非難を受けるようになっていき、日米開戦も避けられないこととなった。

外交、国際世論。このあたりの対策がまるでなっていなかったのは政治家が無能だったからというより、軍に抑えられていたからだ、と著者は解説しています。 外交、国際世論へのアピール、大事ですね。

今は政治家が無能で対策がなっていないように思います。 そのうち日本海は東海と書き換えられ、尖閣は中国領となり、北方四島はロシア領と世界中の地図に明記されそうです。竹島もですね。外交的無策のせいで、武力紛争なしに黒星がつきそうです。