主人公・山本堪助役の内野聖陽がとってもかっこいい。なのにズッコケな間を取ってくれるところがその魅力でしょうか☆
ミーハーついでに井上靖の原作本を買ってみました。
本屋の「読むなら旬に!風林火山」というポップに促されまして。 意外にもこれは薄めの文庫本一冊なのでした。 大河小説のダイジェストがTVになったと思い込んでました!
実際は、原作は純粋に山本勘助という男のみを描いた小品です。
だから、上杉謙信などは軍の動きとして遠望できるだけで登場人物とは言えず、武田内部の様子も詳しくは描かれていません。
勘助がいかに若い武将(晴信)を愛し、由布姫を愛し、そのためだけに生きたかという一途な男の物語です。
長く浪人であった勘助が、せこい手を使って武田に仕える機会を得ようとするところから物語は始まります。 このとき、勘助すでに50になろうかという年齢。諸国を渡り歩いた兵法の達人と言われているが、実は戦に出たこともなく、人を切ったこともない。 しかし何の経験もなくとも、自分はやればできるのだ。その思い込みに没頭し「城取り、城取り」とつぶやいている。
原作より---「身長は五尺に充たず、色は黒く、眼はすがめで、しかもちんばである。(略)彼の無慚な面貌風姿は、ある不気味さと痛々しさを兼ね備えている。」
うーん内野の勘助とだいぶ違いますねぇ 。しかし一説に、信玄は初対面で勘助の「醜男ぶり」に感嘆して予定の俸禄を2倍に改めたといいます。たいした迫力だったんでしょう・・・ 。
この醜男が一途さゆえに、若い晴信や姫に振り回されるというおかしさと哀しさを感じさせる物語でありました。
今終盤に入った内野勘助はやや原作に近いイメージになりましたね。
こんな男、どっかで見たな。 ・・・・矢吹丈に恋する男、丹下段平!
ちょっとおばちゃんなところもソックリです。