映画興行ランキングを見ると、

公開初週は アンパンマンに次いで2位、

2週目は1位、

3週目は 圧倒的な回数を用意して1桁客の入りが上の『キングダム』 に次いで2位なのが、

このアニメ作品なんです。公開館数は少ないですが、今ならまだ1日5回上映していて、(週末は7回ぐらい上映してる)

休みの日や平日夜は混んでいるのです!ぎゅっと観客が詰まってます。



見てみて、タイトルの『ルックバック』(昔を振り返る)の意味が、そーゆーことだったのか!とわかりました。


タイムトラベルもののような奇跡が、起こるのか?!と期待して観てしまい、

泣けました。ほぼ満員の観客もみな泣いていました。


小学生で 周りにマンガを褒められ、"井の中の蛙"状態だった主人公が、

自分より絵が上手い同い年の子の存在を知り、猛烈に絵を独学する。やってもやっても叶わないので一旦挫折。


しかしのちに二人は知り合い、仲良くなり、一緒にひとつの漫画作品を描き上げます。


仕上げた作品を持って行った先が、神保町の風景。原作が少年ジャンプの漫画だし、きっと集英社に行ったんですね。

大人(編集さん)に褒められます。まだ中学生なのに作品を仕上げられて凄いし、良く出来ているので、この作品なら漫画賞の佳作も硬いよと。


雪が降る田舎の出身地は、秋田県なんですね。東京には新幹線ですぐ出てこられる距離ですが、

自然がいっぱい。時間経過を見せるための部屋の外の風景が美しいです。学校から帰る道は水田だらけ。


でも小学校内の雰囲気は、良い意味で全国どこでも同じ。また、山が見える田舎の風景に建っている建売住宅も、全国どこでもも同じようなデザイン。現代日本を描いている作品で、海外の映画祭に出すと受ける要素がいっぱいです。


物語は意外な方向に行ってしまうけれど…これは漫画家の生活を描いたものというよりは、少女ふたりの友情の物語です。


58分ぐらいの作品なんですが、珠玉の作品というよりは、中身からいったら大作なんじゃないかと思いました。


見終わって 心に余韻が残ります。上映回数が多いうちに観に行くのをおすすめします。特別上映料金なので割引はきかず、どこでみても1700円ですが、その2倍ぐらいの価値があります⭐️


どうせ映画館へ足を運ぶなら、いつもこのような 見応えのある作品に出会いたいものですよねぇ…思い切って見に行って本当に良かったです。

若者たくさん来てますが、年配の方にも 広い年齢層が見て感動できる作品ですよ。


これは5ヶ月前の特報




オタキング先生(岡田斗司夫さん)も絶賛していますね。アニメ界の革命的作品だと話しています。この動画をみてもストーリーはわからないので(最初のすこししか触れていません)鑑賞前に観ても大丈夫です。





また、作画監督、吹き替え女優さん2人、の舞台挨拶動画もありますね。



女優ふたりの対談もありました。



原作者さんのコメント記事です。

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