公開3日目です。
予告編をみたときから、観たいなーと思っていた、フェラーリを観てきました!!
上映中、映画の世界にどっぷり浸れます!!自分世代の洋画好きの人達には確実に受けると思いますよ。実際、年上の男性方もたくさん観に来ていました。
でも英語で喋ってるんです。イタリアが舞台ですがアメリカ映画なんですね。
まずはティーザーをご覧ください
①日本の配給『キノフィルムズ』による編集。よくできてます!
②全世界的に流れていたティーザーはというと、
↑この冒頭の、樹々の間の道を駆け抜けるレースシーンは、一番画的に素晴らしく、面白いところです。レーシングカーはオートマ車じゃなく、マニュアル車(当たり前。)ペダルが3つあります。加速して、ギアチェンジ。また加速し、ギアチェンジ。懐かしい。これがねー、画的にはかっこいいです。普通に生活するにはオートマ車のほうが便利で安全ですけどね…
車好きなら必ず楽しめるのですが、レースシーンの迫力そのものに加えて、レースを取り巻く環境とか、スタートの場面の緊張感などが、現代のサーキットを走るレースとは全く違うのが、かなり興味深いです。
なんと脚本家のかたは1927年生まれで、いきていたなら100才近いわけですが、2000年代ぐらいに亡くなっています。つまり、脚本はだいぶ前に書かれており、映画化構想スタートから公開まで30年もかかったんだそうです。
監督のマイケル・マンは80歳になっちゃいました!
しかし平たくいうと、モータースポーツものというよりは、ファミリーものに近い映画ではあります。家のなかのゴタゴタが描かれている。奥さん役のペネロペ・クルスの迫力が凄いです。1950年代の女性だから弱いのかと思えば、共同経営者だから強く言える立場なんですね。
ほんとはこんな、童顔の明るい感じの人だったらしいフェラーリ社長。もともとレーサーを職業にしていて、(アルファロメオ社に居た)
のちに念願の自分の自動車会社を作った。
映画のなかではかなり背高な俳優が怖い社長然として演じており、私生活はサイテー男のようなエピソード有りですが、私にはあまり、極悪人には見えず。昭和の親父というより明治の親父みたいなキャラですが、ありそうな話というか、許せるなーと思えるキャラです。だから奥様も最後の方には最大限の譲歩を見せていました。会社のことも大事にしたい、共同経営者らしさを出していて、ほんと"いい女"でした、奥様。
レースのシーン、赤い車同士が競っていて、フェラーリ2台のように見えますが、ライバル車のマセラーティと競っていたんですね。
フルフェイスのヘルメットがない時代で、いまよりずっとレーサーが危険にさらされていたんですね。命知らずの人しかやらない職業?!
しかしレースに魅せられる気持ちは、観ているとヒシヒシと伝わってきます。
これは二人目の息子ちゃんと一緒のシーン。この子が将来どうなったのかは、ラストに文字で出てくるのでわかります。
主演のアダム・ドライバーさんって、1983年生まれで、まだ40歳なのに、58歳の役作りが凄い!!仕草なども考えての役作りに時間をかけたそう。感服します。
実際は黒髪ロン毛で、こんな人。普通のアメリカ英語。それが、劇中ではイタリア語なまりの英語をわざわざ喋っているんですよねー。
冒頭のとこ、灰皿がないといわれ
『わがまま言うな。』と訳がつけられていますが 実際は
Are you a Primadonna? (お前はプリマドンナなのか?)と言うセリフなんですよね^_^。
今日の興行収入…デイリーランキングはこんな感じ
さきの金曜封切りの第1週の作品のなかではフェラーリがトップを走っています。
じつは、15位は同じく初週の『先生の白い嘘』。上映館がたったの47館なわりには人が入っているかも知れません。私は観る予定が無いんですけど…
1位は2週目のルックバック(漫画を描く若者を描いた、日本のアニメ映画)これうちの次女が先週いちはやく観てきました。とっても話題ですね。平日は夜にたくさん人が入り、週末もよく観られています。上映館はたったの72館なのでこの順位は凄いです。