まだ文庫本にもなっていない本を、業務上読む必要が出てきたので、


懐に痛かった・・けど、買いました。でかいの。太いの!


ソロモンの偽証 第I部 事件/宮部 みゆき
¥1,890
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ソロモンの偽証 第II部 決意/宮部 みゆき
¥1,890
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ソロモンの偽証 第III部 法廷/宮部 みゆき
¥1,890
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あれ?本には1800円と書いてあるけど、税込みで1890円お支払いしたんだった・・(^^;)全部で5千円以上かかってしまった・・イタタタ。

しかしね、面白いですこれ!今ちょうど、子供のことで学校へいく用事が個人的に沢山あるので、体育館に集められたときの場面描写がリアルに感じられます。たしかにスリッパ大量に入ったダンボール箱と、靴いれ袋を大量に入れたダンボール箱が置かれますよね!保護者がいちどに集められるようなときは。

この本のように、事件とか不祥事があって保護者への説明会なんて事は今のところ皆無で、ありがたいことです。

本のカバーの返しの部分に、人物相関図が載っていて、TVドラマみたい。

それをちらちら見ながら冒頭の人物描写を読み進めていくと、自分の身近にもこういうご家庭あるある、こんな生徒いるいる、などと頷いてしまう、巧みなキャラクター設定だなと感心させられます。

作者は私より5歳年上の人気作家さん(受賞も多数)。一般的にミステリー作家さんという位置づけの方なのかなと・・

物騒なお話なのですが、表紙カバーの裏側のあらすじを読んでみると、「大人にはもう任せていられない!」と、謎解きに生徒たちが乗り出すようなストーリー・・かな?

高校じゃなくて中学校が舞台になっているのです。

がっつり分厚いですが、どんどん読めます、セリフも多いのですが、そればかりを追っていないで、きっちり順を追って読んで、関係者たちの心の移り変わりに付いていきつつ、自分も謎解きに参加して楽しみたいと思います。

生徒さんの心情だけでなく、保護者の心情も、先生たちの心情も、いろんな登場人物について丁寧に描かれているので、子供世代が読んでも、親世代が読んでも、教師が読んでも、祖父母世代が読んでもそれぞれ楽しめると思います。

結末はどんなことになるのか、1巻だけでは見当も付かないです。面白い小説に出会えてよかった~。

(^^)。