家族が録画していた後編を見ました。水野美紀ちゃん主演です。共演に、杉本哲太さん、近藤正臣さんなど。
こないだ新聞にも連載もので話題になっていましたが、
このところ景気が回復してきて、昨年末の就職戦線あたりから、あまり心配なくなってきたので、
その前10年間を「失われた10年」とし、就職に苦労した「ニート」に甘んじてる世代の分析がされていました。
悩んでる人もいるし、海外に活路を見出して韓国などで活躍している人がいたり、
私達世代よりは、割り切った働き方をしていて、勤務時間は短めで満足している、とか・・
しかし今もらっているお給料は不当だと確実にみんな思っているそうです。
直人さん世代「ジェネレーションX世代」が、ここにすっぽり当てはまるのですよね。
直人さんも、1浪、1留して、2つ歳をとっているので、企業からの入社案内のパンフが
全然届かなかった、と言っていました。日本は入社のときに年功序列だから
歳をとっていると仕事が出来ないのにお給料は、一つ年下の子と同じにするわけにはいかず、融通がきかないからか
(そんなの入社するときに同期と同じにするって了承すれば入れればいいのにね)
2年ダブっていると、直人さんみたいな学校を出ていても、そんななんだ!?と、びっくりしましたが・・
就職難の時代でも、同級生には箱1杯になるぐらいの入社案内が届いた、というのにも、逆に驚きますよね・・その学校を出ていれば、その時代でも、引く手あまた、だったともいえるんですね。
このドラマでは、このジェネレーションX世代の人におおくみられる、引きこもりの青年を更生させるため、ボランティアでなく、有料で、相談員が来てくれる。その相談員を「レンタル」というのですが(ボランティアとの区別で、有料なので「レンタル」)
この「レンタル」を仕事にしてる女性の一人が水野美紀ちゃんの役です。
相談されてるクライアントの一人に、35歳のもと生保営業マンだった、萩原聖人さん。
ちょっと太りましたよね、すごく、リアリティがあります。メガネをかけて神経質そうで・・・
社会にすり減らされた会社員役を演じていました。
働くことに目的を見出せない30代半ばの大人。
でもこのドラマは、その人たちを助けようとしている「レンタル」相談員の美紀ちゃんが、
自身も貿易の仕事をしていて、時差があるのでメールが夜中に沢山入ってノイローゼ気味になり携帯恐怖症になり
仕事をやめて、この仕事に就くに至っている、という過去もからめて、
美紀ちゃんの自分との対峙が軸になっているドラマなんです。
クライアントとのやりとりの中に自分探しも混ざってくるんですね。
こういうふうに、心理学のプロみたいな人でなく、自身も同じ悩みを持っていた人が
自分と同じ悩み(立ち直る前の自分と同じ症状の人)を助ける、というのは
新しいというか、面白い試みだと思います。
この仕事をしてる、ほかの職員もみな、このような人たちなんです。
美紀ちゃんのせりふのなかで「弱音を吐くことが出来ない。」というのがあるんですが、
最近「バブルへGo!」という映画があるんですけど、
バブル育ちの私達世代、弱音吐きまくりでしたね、若いころ・・
愚痴いうの、恥ずかしくなかったですね。ダメなおやじ社員さんたちも沢山見たし、
この「失われた10年」の世代のような、やせ我慢はしなかったです。
就職に苦労した世代は、愚痴りながらも仕事をすることすら、つらいような状況にいたんですね。
やっと得た就職先なら、文句をいえば首になってしまうから?
こういう若い人たちが、(まじめな人がこういう症状になる傾向にあるのでしょうが)
ひきこもりになってなにもしないでいたり
不本意な賃金で将来も考えられないというのは
すごく問題だと思います。
これからさき就職できれば、うまくいくのか?という以前に、
失われた10年の間に、心が蝕まれてしまった・・という印象なんですよね。
就職トラウマになった人とか、今30歳ぐらいの人で、実際に見たことがありますし・・・
ちょっと怖かったんですよね。有名大学をでて、それで、なんで、こんなに自信が持てないのか。
やっぱり、新入社員時代という、いろんな人にご教示いただける期間を持たないと、
若者だって一人では育たないんですね、社会に育ててもらってた点があったんです、私達のころは。
しかし水野さん、最近どんな仕事してるのか、あまり知らなかったのですが、
前にもNHKでいいドラマに出ていたし、
アクション女優の側面があるというのを忘れても、演技派でいい女優さんになったな~と思いました。
わりと、暗い役を得意としていますよね。ご本人、素のかんじでは明るい印象なのに・・・
昔の「踊る大捜査線」でも、暗い役どころがウケていましたね、そういえば。
お顔立ちが綺麗で透明感があるからか、静かな役のほうが合っているんだなーと思いました。
「真智ちゃん@初体験」みたいな、元気のよい役も、懐かしいですが。