9月初旬の「積木崩し~その後~」に藤木くん出演予定

↑けさの「サンスポ」記事貼り付けてみました。

2日間の前・後編に分かれていて、藤木くんの役柄は何になるかわかっていません。

安達祐美ちゃんは「13歳~35歳までを演じる」たしかにメイクしようによっては中学生に見えますものね・・安達さんにしか出来ない年齢幅です!

しかし「穂積由香里」さん、もう亡くなってるんですよね。ヒロインが亡くなるまでを描くみたいです。

しかも穂積さんち「離婚」しています、娘の更正で家族がまとまるかと思ったら家庭が崩壊しちゃって、このかた「校長先生」みたいな役をよくやっていた役者さんだったのですが、あまりTVでも見かけなくなりました。由香里さんは病気で命を落としたんだったのかな?でも、すごく話題性のある、悪くいえば「野次馬てきな」視聴率が狙える作品になりそうで、かつて直人くんが2001年秋に出演した、飯島愛さん原作「プラトニックセックス」を思い出させるようなイメージです。


ところで、この「プラセ」丹波克己くん役で、「直人君に、はまった。」って人に、いちど遭遇したことがあります、とっても意外でした!その役で目をつけたってところで、その人がどういう人かのイメージも変わってしまったぐらい。「須賀ちゃんが好き」という人、「房ちゃん」が好きというひと、「小野さん」が好きという人・・は、多いとは思うのですが、「克己くん」この中途半端な役には、すっごく短い秒数ですが「どぎつい、みどころ」がありました!愛ちゃん(星野真理ちゃん)の親友の女の子がつきあってる男性とうまくいかず、相談をしに愛ちゃんを訪ねてきたけど愛ちゃんは仕事で不在。よる遅かったのに克己くんが一人で待っていた状態のアパートに来て、「留守なら、帰る。」というその子をひきとめて襲ってしまった克己くん。

しかし双方とも「なかったことにしたい。」という空気を濃厚に漂わせているところに、愛ちゃん帰宅。敏感に空気を感じ取って「修羅場」となります。それを仲裁する克己くん。そのあとすぐ別れ話になります、克己くんが出て行くというのを愛ちゃんは引き留めるんです!このコは、かなりさばけたコで、彼の不実は許せるみたいです、彼と寝た親友は許せなかったみたいですが。

しかし克己くんは「自爆」状態で出て行ってしまいます、それも、最後の最後に出て行く理由にした言葉が「愛が、AV女優をやってたってこと、ずっと引っかかっていた。」という信じられないせりふ。だってそれは「承知の上」でお付き合いをはじめたのではなかったっけか?それに、この場では自分のことを謝るのが普通でしょう。「そもそも、おまえがそういう女だから、こういうことになったんだ。」とでもいいたげな・・そう取れますよね?だけど克己くんはまともな男の子で、自分が仕事に恵まれないのに、愛ちゃんだけが忙しくして「ぎるがめっしゅないと」などに出ている・・という「人気者の女性芸能人の、ヒモ」という生活が心底イヤだったからにほかなりません。ヒモ体質の男性ならば、こんな「自分の浮気を許してくれる愛ちゃん」とはずっと一緒にいたに違いないからです。


わたしが考えるこの「2話形式のこのお話で、克己くんの役割」っていうのは、ゴールデンタイムに放送されるドラマでの「押さえ役」です。文鎮みたいな・・1話で家出して未成年なのにこっそり「お水」をやっていた愛ちゃん・・主演の星野真理ちゃんが、メイクを濃くすると「水沢アキ」さんにそっくりになることがわかった・・笑・・それでお金を稼いでもヒモのような恋人とうまくゆかず(この役は妻夫木聡くん)NY旅行にゆき、「愛とは・・」と説いてくれるゲイの日本人と出会います(これは柏原崇くん)ここまでで1話はおわり。2話は日本に帰ってきて、こんどはAV女優になっちゃった愛ちゃんが六本木の夜でも開いてる花やでバイトしていた「克己くん」に偶然出会い、「きちゃった。」と押しかけ同棲する・・この克己くんは、愛ちゃんが「わたしAV女優なの」と言ったときに、一緒に食べていた牛丼やの朝食メニューを「ぷっ」と吐き出しちゃった!っていう驚き方をしますが、おおむね「許してくれる」理解してくれてお付き合いしてくれる優しい男性として登場します。


しかし最後にダメになるときは「やっぱり、いままで口にしてこなかったけれど、AV女優だってことが心にひっかかっていた。」といって出て行く男・・これを見た青少年にとっては「AV女優になって一攫千金!しかしその後には消せない事実が残る。」って現実がよりわかりやすいドラマとなります。藤木くんが演じた克己くんは要するに「原作にない役柄」というか、原作の役柄は映画では「オダギリジョー」くんが演じたDJのコだったわけですが、それをアレンジして、もっと普通の感覚を持ち合わせている、売れないミュージッシャンの役になっていて、ゴールデンタイムの放送だからこそ作られた役だったのです。


この「魔が差してしまったラブシーン」が良いとはわたしにはあまり思えず、子供が起きているときは見せられないものとして、あまりビデオテープをみなおす機会がなかったのでした。でも、最後にスピッツの歌にのせて、いろんなシーンでの「思い出のポラ」みたいなのが何枚も写されるのですが、克己くんと愛ちゃんは、青いかさを相合傘して、カメラで「2ショット自分撮り」をしてるほのぼのとした1枚が選ばれています。このカメラ目線の藤木くんがとてもとても良いので、ラストのスピッツの歌「夢追い虫」がじ~んと沁みます。克己くんは料理も上手で愛ちゃんの代わりにおさんどんをしたり掃除をしたりしてくれるのですが、予定外で妊娠してしまってとっさに「ほかのヤツのコじゃないの?」って意味のことを言い出してけんかになりますし、手術の日もレコーディングの予定が入っており休んでくれません。が、術後の愛ちゃんを病室に訪ねてKissをしてくれますね。そういう優しい男性なのに、過去に「AV女優だった」という彼女の過去には耐えられなかったというわけです。まともな男性なら自分の彼女が仕事とはいえそういう類のことはしていて欲しくないもの。それが、青少年にはわかりにくいですよね・・・お茶の間で家族みんなで見るような番組なので、その点の強調が不可欠だったから作られた役だと思います。


で、わたし、原作、読んでいないんですよね(愛ちゃんゴメンナサイ)


ともかく、安達祐美ちゃん主演のこの作品も、藤木ファン意外のふつうの家族が多数見る作品になると思うので、彼の成長振りがわかるような良い役があたるといいな~っと願っています。具体的な発表がとっても楽しみ。