「チボー家の人々」を、いまさら読もうという計画・1

 

小学校の高学年で「手芸」だの「バスケットボール」だの、いろんなクラブ活動が始まったときに

楽だという理由で「読書クラブ」に入ったので、その時間は1時間もくもくと、みんなで思い思いに違う本を読みふける・・本は学級文庫のでもいいし、図書館から借りてもいいの。そういうのをやっていたとき・・

 

※私は「赤毛のアン」シリーズを読んだのって中学生になってからで、「大草原の小さな家」とかは読んだことがありません。友達に転校生のコがいて、お母さんを病気でなくしていたせいで、昼間ずっと一人っきりで再放送の白黒の洋画をみて過ごしていたそのコから「ジャック・レモン」とか「シャーリー・マクレーン」とか、「ロバート・レッドフォード」などを教えてもらっていたので、とにかく「洋もの(翻訳文学)」に行ってしまったのですが、名作系でなくて大人のよむ恋愛小説系に一気にいってしまいました、で、

 

「若ウェルテルの悩み」とか、

「車輪の下」とか、

あと、なんだっけ?とにかく、ドイツ文学系をまず借りてきてみた・・が、これが地味でつまんなかったのでした。まず、若きウェルテルが恋してる女性「ロッテ」が魅力ゼロ。「返事は今日の晩餐会で、私が胸元に紫水晶のペンダントを付けているかどうかで見てとって。」などと、いけずなことをいいます。なんでこんな展開になったのかと思い出せずにいたら、どうやら「ウェルテル」という人には婚約者が居たのでおおっぴらにロッテと恋愛できなかったらしいのです。「身勝手な男の話だったのか。」

 

これがつまんなかったので、次はフランス文学を借りてきてみたのですが、家にいくつかあったのは「モーパッサン」(女の一生)、「ジュール・ルナール」(にんじん)、「アルフォンス・ドーデ」(最後の授業)などなど、いいものがイッパイありました。書かれた時代にもよるのかもですが、現実主義というか、そういう文体が流行りだったのでしょうね。フィクションなのに、現実にあったことがら(戦争とか)を時代背景にしてあるので、すごく現実味があって映画みたいでした。ここに挙げてあるのは、どれも短編で、短くて読みやすいですよね・・・。

 

で、この「チボー家の人々」は、そんななかで借りたらしい・・のですが・・はっきりいって・・「描写が子供向けじゃな~~~い!」エロエロでしたよ~(爆)。

そんなわけで、今読んでも良さが判らないだろうって思って、中断したきりです、それも、すごく長い話だったのです。大作です。

ハイライトとなる巻は「1914年夏」という題名の巻。これは、第一次大戦が勃発したころを背景にしたお話のあたりです。

物語は、長男と次男の幼少のころからを描き、この1914年のあたりでは、ふたりとも青年に成長しています。兄のアントワーヌ、弟のジャック。2人のうち、理想に燃えてるのは弟のほうです。先に死んでしまうのも弟のほうでした。

ジャックとガールフレンドの「性描写」もエロエロでしたが、お兄ちゃん「アントワーヌ」と、その彼女(しかも、とかえひっかえで複数いたりする)のほうが、もっと過激だったような覚えがあります。まさに洋画の世界でした、それも、子どもは見ちゃだめ!って言われてる、今でいうと「R指定」の映画です(笑)。

 

最近検索して調べたら、登場人物にいろんな年齢層の人たちがいるので、読み返すと、自分が感情移入できる人物が移り変わっていって、面白い!ってことなので、ぜひ文庫本で買い戻して読み出そう!っと思っています。今年は有言実行でいこうと決めたので(っていってて、「あしながおじさん」の読み聞かせ計画は頓挫してます・・自分で読める年頃になってから自分で読んでもらおうか!っと思っています・・まだまだアニメを見てるのが似合う長女なので)

 

いろんなサイトが出てきたのですが、作者の「ロジェ・マルタン・デュ・ガール」の人物像については、とても詳しそうなサイトがあったので、リンク貼らせてもらいます(^^)

この作品で、ノーベル文学賞をとっているのですね。

登場人物が多すぎて、頭がとっちらかりそうですが、まずは中古の文庫をネットで1さつずつ買っていって、読み始めようと思います、また、うまく読みすすめてきたら、おすすめ度合いなどを書きますね。