某所でスティングの話題が出たので・・
こないだ英語の話題を某掲示板でしていたときに「スティング」の話が出ました。洋楽の歌詞「勝手に翻訳」で次にやりたかったのが実は「ポリス」だったので、その次に取り上げたい「REOスピードワゴン」は後回しにして先に
『THE POLICE』の名曲「マジック」を取り上げたいと思います。

たぶんこれは私の記憶が正しければ「グラミー賞・器楽賞部門」で受賞した「シンクロニシティ」に入っていたんじゃないかと思います。が、このアルバムで一番知名度があるのが「見つめていたい(Every Breath you Take)」なんですが・・これねぇ、繰り返しが多くて、「飽きます。」大ヒットしたから耳タコだったしね。当時高校生(しかも女子高)だったわたしの心にヒットしたのはやっぱり、しつこ~い歌詞の「見つめていたい」よりは、シャイな男の子の心情を上手に描いた「マジック」です。どーいう歌詞かというと・・

僕の彼女への気持ちを、なにから語っていったらいいんだろう・・
いつも彼女とすれちがうだけで、ドキドキして気が変になってしまう。
彼女のすること総てが魔法のようなんだ。なにをされても気になってしまう。
こんな思いは遂げられないってわかっているのに、嫌いになれない。


という、淡い高校生らしい恋の歌なんですが、なぜ高校生ぐらいかとわかるかというと、「電話番号を知っている」という件が大サビに出てくるからです。ということは、名簿があるので、同級生ですよね?

「電話してみようかな。」と一日に1000回ぐらい思う。
そして「結婚してください」って、古臭い言い方でいってみたりして・・
だけど電話機に歩いていくまでが長い。電話機に辿り着く前におじけづいてしまうのさ。こんなふうにして、ぼくは、ずっと独り者でいなきゃならないんだろうか?


こんな、ど~にもならない「片想い」を歌った歌なんですが、これねぇ・・日本の歌謡曲ではちょっと珍しいパターンで、あまり無いのではないでしょうか。英語のポップスにはよくあるんです、こういう「うじうじっとした男の話」を描いた歌詞が。
わたしが好きなアメリカのバンド「Cars(カーズ)」の歌は最近「ココリコミラクルタイプ」の2時間スペシャルドラマとかでBGMに使われていますが、ドラマの筋に合ったBGMでとても効果的なのと「懐かしい!」のでフジの携帯サイトで「着メロ」もらってきたぐらいです(笑)。こういう「うじうじした自分を告白する、男の歌」わりと好きなんですよ~。なんていうか、聴いているだけで、彼女がどんなにステキな人物かが「たんなる、一人称の語り口」なのに鮮やかに見えてくるんです。イマジネーションを刺激するこういう歌詞はじっくり味わいたいものです~。この歌詞を歌う「彼」と、彼に好かれてる「彼女」の顔には、聴く人の気持ちによって、誰を当てはめてもいいんですよ♪ ふじっきーを思う自分に置き換えてもいいし、かつて「おくて」だったというふじっきーの高校生活に思いを馳せてもいいです。

なんと!検索したら「シンクロニシティ」には収録されていませんでした!
↓の、スティング&ポリスのベストアルバムには入っているそうです♪

http://d.hatena.ne.jp/asin/B000068W6G

このベスト盤の最後のほうにある「高校教師」もお勧めです。この歌詞は全部はわからないんですが、サビのところが「Don't stand so close to me(そんなに僕の近くに立たないでくれ)」っていう歌詞なんです。これ、17歳ぐらいの若いお色気ムンムンさせている「女生徒」に迫られてタジタジな新任・女子高教諭の話だとず~っと思っていたんですが・・違うの?(笑)。それにしてもこの頃の、レコード会社の「邦題のつけかた」ってワザがあってすごくいいです。この題名を「カタカナ、そのまんま。」で売り出したなら、絶対ヒットしなかったでしょう、「高校教師」という、思わせぶりな題名だから売れたのです。

You Tube に当時のPVらしきものがありました↓


Every Little Thing She Does is Magic


歌の内容とは関係ないPVですね~。レコーディングを、バハマとか、ジャマイカとか、そこらへん(カリブ海)で行ったのかな。なかなか楽しいPVですが、Policeは当時からあまり、PVはたいしたものを撮っていませんでしたね。映像には凝らなかったのかな。当時のライブ映像ってのがまた無いみたいですね。最近のドームツアーの違法録画とかが平気で載っていたのを見つけましたが・・音がボワンボワンで・・遠いし・・意味ないですね~。