今日の「あすか」は、ハカセが菊江さんちに下宿をきめて、これからばら色?の大学生生活が始まる・・って回でした。菊枝さんが「男前が下宿してくれて嬉しいなぁ。京大の、出世しそうな、しかも色男がいいなって思っていたら、来たのよそういう子が~!!ちなみに、うちも、独身やから」ってはしゃいでる菊枝さんに、舞ちゃん「付き合うわけや無いんかやら」っと、年下なのに手厳しいですねー・・もう昔から知り合いなので、近所のお姉ちゃんとか従姉妹とかと同じような口の利き方です(^^;)


おやじの言うとおり、文学部の考古学専攻をやめて「経済学部」に進学したハカセ。「諦めたんや無い、考えが変わったんや。」と言っていますが、みょうにサッパリして見えますね。ハカセの性格はここがポイントなのです・・おやじにそういわれたら「そうかな。」と思う。舞ちゃんと結婚する運びになったら「それがいいのかな。」と思う。柔軟というか、それがいいんだろうと、それに違和感は感じない自分であるとの「錯覚」をおこす男なんですよね。でもハカセのようなタイプはどの学部にいっても出来るでしょうし、就職先もどこであってもうまくやっていけそうですし、奥様もどんな人でもハカセを愛してくれる相手ならばちゃんと夫婦をやっていけそうですし、そういう「流れ」にまかせて流れていってしまってもきっと幸せにはなれることでしょう。でもドラマはそうはなりませんね・・そういう歩みの鈍いタイプの「はかせ」が、自分はどういう嗜好なのかを自分で発見して、会社をやめ、研究の道へ戻り、結婚もいちばん好きな女性は誰なのかを自覚してから婚期が訪れる。そういう流れになっていきます。この大学生のころはまだそこまで全然視聴者にも見えないから、とってもサッパリしててすぐに志望を切り替えた、大人なかんじの大学生に見えますねー。


しかし舞ちゃんは、一人だけ大学生になりそこなったあすかに、あんなことを言うとは、かなりきついです。受験に失敗した人間にはもっと気を使うものですが、死ぬほど勉強をした自分とあすかとでは、どこか、あすかのほうが甘いところがあるとか、生い立ちも、あすかのほうが両親とべったり一緒にいた幼少時代だったとか?いろいろ、言いたいことはあるみたいです。仲良しの幼馴染だからこそここまで言ってしまうのでしょうが、ちょっとあすかがかわいそうでしたよね。


しかし「音楽喫茶 しゃべらんて」(でしたっけ?)※この「しゃべらんて」のネーミングって、マスターがあすかに「シーッ!!しゃべらんて。」って言ったのでわかったのですが、クラッシック音楽をBGMにかけてる喫茶店だから、声高にしゃべんないで長居しましょう!っていう志向の喫茶店なんだ!ここ、はかせと舞ちゃんとあすかがこれからも何度も使うみたいだし、面白い喫茶店ですねぇ・・ここで、和菓子の関係のえらいさんの知り合い(のれん会のだれかかな?」とばったり合って、そのおじさまのおごりで、喫茶店で話をきいてもらうことに。あすかは和菓子職人は女性には無理だと言われたっていってため息をつきますね。BGMが「ラヴェルのボレロ」なんですが、どんどん、音楽が終盤にさしかかって盛り上がってるのとあわせて、そのおじさまが「あんたの作った菓子なら、食べてみたいと思う」っと言って去っていって、あすかの心も音楽と一緒にどんどん盛り上がっていきます。このあたりのシーンの作り方面白かったですね。


六さん(あすかの父)は、重い粉袋を肩に担いで運びながら「女には無理だ」といってるので、けっこう体力勝負というか、重いものを持つので小柄な女性には無理だと言っているんですが、実際、いろんなことが機械化とかされれば、女性にも、感性で菓子職人なら出来ないこともなさそうです。とはいっても、以前きいた話なのですが、よく、シェフ等「料理人」も女性がすくない世界で、女性が混じると若い職人さんたちがそわそわして仕事に身が入らなくなるから、とか、そういう慣習の面でも、男性しか募らないってきいたような気が。そのあたりとかはどうなのでしょうか・・

はかせは明日・明後日も連続して登場ですよー!引き続き録画をがんばりましょう

(^^)。