前回の記事で呼吸の大切さについてお伝えしました。

呼吸の大切さはこちらから参照ください。


ここで、さらに呼吸を深掘りしたいので

私達の身体が持つコントロール機能として欠かせない自律神経についてお話しします。




昨今、自律神経といえば

自律神経失調症など耳にすることが増えたかと思います。


ストレスや仕事による不規則な生活習慣などが

密接に関係しており、

知らず知らずのうちに蓄積されていった結果、

身体に不調をきたしている方も多いのではないでしょうか。


特に季節の変わり目は、

気温の変化も激しく、体温調節など身体に負担がかかることも多いです。

服装にも気を遣いますが、そういった細かなことを大切にご自愛いただけましたら。


さて、話を戻しまして

呼吸と自律神経の関係性をお伝えします。


ここで、自律神経について

交感神経・・・活動を促す神経

副交感神経・・・リラックスを促す神経

簡単にこの2つを説明しておきます。




ちなみに呼吸を行う際に

呼気と吸気ではどちらの自律神経が優位になるかご存知ですか?


呼気時、つまり吐く時には

副交感神経が優位になりリラックスを促します。

反対に吸気時、吸う時には

交感神経が優位となりより活動しやすい体へと促します。


このバランスが良いと健やかな生活を送れるのですが、

浅い呼吸になりやすい現代人は

吸気が優位、つまり交感神経が優位になりやすいです。


さらに自律神経について深掘ります。



交感神経は通常、活動的な状態やストレス応答に関与し、心拍数や血圧を上昇させるなどの興奮状態を促進します




副交感神経はリラックス状態や消化・休息時に活動し、心拍数を安定させたり、消化器官の活動を促進したりします


当たり前ですが、どちらも大切な私達の身体を自律コントロールしている大切な神経になります。


本題の呼吸との関係性ですが、

深くゆっくりとした呼吸は副交感神経の活動を増強し、リラックス状態を促します。このとき、脳内の呼吸中枢や横隔膜の動きが調整され、心拍数が安定化されるなどの生理的な変化が起こります。

逆に、浅い呼吸や速い呼吸は交感神経の活動を増強し、興奮状態を引き起こします。このような呼吸パターンはストレス応答や不安症状に関連し、心身の緊張状態を増大させる可能性があります。

呼吸法を通じて自律神経のバランスを整えることは、ストレス管理や心身の健康維持に重要です。特に慢性ストレスや自律神経失調症などの状態では、呼吸法が有効なリラクゼーション法として用いられます。



呼吸が自律神経にもたらす影響は大きいですし、現代人はストレス過多で呼吸に意識が向かず、ストレスや不安を抱えている方も多いと思います。

こういった時は大きく吸うよりも、ゆっくり息を吐くことから行ってみてください。吐くことで副交感神経のスイッチが入り、リラックスへとつながっていきます。

交感神経優位になりすぎると、身体は過緊張状態となり筋肉に力が入り、無意識に筋肉疲労を起こします。これらが積み重なると慢性的な肩こりや腰痛へとつながっていくことも。

次回は呼吸法を交えながら、記事を更新できればと思います。

<癒源>

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