みずみずしい音楽をつくるために | utenaの末期卵巣がん闘病ブログ

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ステージIVの卵巣がんと腹膜播種が見つかって、
低用量抗がん剤治療で腹水・胸水が消え、余命数ヶ月の状態を脱却。
現在、手術目指して、TC療法中。

やっとお日様が出てきた

またもや、東京は雪がどっさりですね

うちのアパートの階段が大変なことになってて、
でも、同じ階の人たちはお出かけみたい。

お昼に来るヘルパーさんが
上ってこれないくらいひどかったので、
あわてて、一人、雪かきをしました。

スコップのかわりに、100円ショップで買った
プラスチックの薄いまな板で、しゃくしゃくと。

ちょびちょび、だらだら、
体調に響かぬようにやったんだけど、
でも、それなりに重労働だったみたいで、
終わったら、気持ち悪くなって、ぐったり・・・うう
体力がほんとにないなあ。

でも、階段を凍らせるわけにはいかない!

今夜は友人キーボーディスト・Kくんから
一台エレピを貸していただけることになってて、

カレンダーに書き込んで、ほんとに楽しみにしてた日で、

雪のせいで運び込めない、なんてことないようにしたい!

Kくんは売れっ子で忙しいから、
今日を逃したら、次、いつになるかわからない。
なんとしてでも、今日やるのだ!

・・・あ、でも、ここまで頑なな気持ちになってると、
逆に、うまく運ばないこともなぜか多いので、
もうすこし、ゆるく、リラックスした気分で
楽しんで待つことにします。

同じように、超気合入れてゲットした
レコーダーを昨日いじってて
うまくいかずに、サポートセンターに電話して、
いろいろ試したんだけど、
結局、返品&交換扱いとなってしまった
あらまあ。

今日、こんな雪の日に運ばされる運送屋さん
かわいそう。

てなわけで、ゆるい感じを残しつつ、
気合を入れつつ、入れ過ぎず、
ひとつひとつ、セットアップしていこう。


でも、こうやって少しずつ
コトを運んでいたからか、
ひとつ、ライブイベントにお呼ばれしまして
短い時間だけど、来月出演が決まりました。

やっぱり、気持ちを高めて、
何かやってると、こんなうれしいことも起こるね

今回は、いのちを見つめるような
ライブイベント、ということらしく、
私は、このがん闘病ブログをやってるUtenaさんとして
闘病中の、今の私、に出てほしいということなので、
お受けしました。

3/23(日)、都内、グランドピアノのある
素敵なお店らしいです。
詳しいことがわかったら告知しますので、
もし、来れる方は、ぜひ遊びにいらしてください

他に出演される方々、みな素敵なので、
闘病中の方も、闘病を支えるご家族の方も、
癒され、パワーアップできるものになる、
そんなライブイベントになると思います


最近は、いろんなラジオやサイトで
すっごくいいアーティストを見つけたり、
本当に久しぶりに、音楽やアートが
生活とともにある毎日を過ごせています。

治療でQOLが上がってきたから
気持ちもアクティブになってるのだと思います。

でも、同時に、音楽やアートが
QOLを上げるってことも改めて感じます。


仕事としての音楽、という観点で聴くうちに、
音楽を聴くのも、どんどんストレスになってきて、
音楽を聴くのも嫌になった時期がありました。

それに、日本を留守にしてからは、
機材も何も全部手放したから、
音楽なんて、お店や友人宅で聴くだけ、
もしくは、少ない、大好きな曲を心で鳴らすだけ、
になって、でも特に困ることもなく。

でも、こうして病気になっちゃったおかげで、
音楽を聴く喜び、楽しみを取り戻せました

いやあ、音楽って、
なんて、エネルギーを与えてくれるものなんでしょう。

なんて、こわばった心を溶かしてくれるものなんでしょう。

なんて、未来へ向かうビジョンを喚起してくれるのでしょう。

魔法みたいですね


たった今、ウタダヒカル嬢がデビューしたばかりの
15歳のときのDJの再放送をInterFMでやってて、
初シングル、オートマティックが流れてます。

初めてこの曲をラジオで聴いたときの
感動した瞬間、すっごく覚えてて、
そのときの視界、部屋の様子、気持ち、
鮮明に想い出しました。

この歌、なんか、すごいんだよね。
理屈抜きで、心に直接、ぐっと届く。
今日も、聴きながら、自然に涙がこぼれる

この後、彼女はたくさんのすばらしい作品を作るけど、
とんでもなくみずみずしい、そして切ない感じは、
このシングルを超えては出せてないかも、
ってくらい、たまらないサムシングがたっぷりの歌。

15歳のヒカルちゃんのDJは、かわいい。
まさにティーンエイジャーそのもの、のおしゃべり。

このデビュー作も、作為で作ったものじゃなくて、
ほんとに、みずみずしい感性そのままに
表現した曲、歌なんだろうね。

でも、別にアラフォー、アラフィフであっても、
心をピュアに保てていれば、
やっぱりみずみずしい作品が作れるでしょう。

というわけで、雪の中、運送屋さんが
交換したレコーダーを運んできてくれたら、
少しずつ操作を覚えて、

そして、今夜運び込むピアノと
お友達になって、いっぱい弾いて、

生きている間、少しでも納得のいく作品を
ピュアに録音していきたいと思います


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