日々の暮らしの中で、望んでいることがある
それは、
時計の針をゆっくり進めること
時とは、観念的なものである
同じ早さで進むはずの「時間」が、
実際には、自分のやっていること、感情、あらゆることによって、
早く感じられたり遅く感じられたりする
それならば、なるだけゆっくり進めようというのが、
余生を意識した時からの私の暮らしの心がけである
そのために色々やっていることはある
が、最近の時間の進み方は異常に早い
3食後に歯を磨く
(また歯を磨いているなぁ)と感じる
朝起きて、ベッドメイキングをする
寝る前に、ベッドを寝るための形にする
(もうベッドメイキングだなぁ)と感じる
日々の、当たり前の行動は、
時間の進み具合を痛感させる
さっき起きたばかりなのに、
もう夕方
そして、夕飯の支度をして、あとは寝るばかり
時が早すぎて、面白くない!!
実際は、辛い作業をしている時よりも、
楽しい時の方がずっと早く時間が経つので、
もしかしたら、これはいいことなのかもしれない…と
かすかに思いつつ、
やっぱりもう少しゆっくり余生を過ごしたい