ウルグアイの大統領というよりも世界一貧しい大統領と言った方が分かりやすいですね。
私は、「尊敬する人は?」と聞かれたら、「ホセ・ムヒカ氏」と答えていました
彼が、今年5月13日に亡くなっていたことを後から知りました
どこかで報道されたのでしょうが、私の耳には届いてきませんでした
彼を有名にしたのは、12年に開かれた国連の「持続可能な開発会議」での演説です
これを聞いた時、私が感じていることを、優れた人が言葉にしてくれた!と感動しました
不便利運動とか言って、丁寧に暮らすことを心がけていたのだけれど、
便利が悪いのではなく、原始時代に戻りたいのではなく、
今の便利さは何かがおかしい(余剰が多すぎる)と思っていた私に、彼はきちんと論理的に説明してくれました
私がよく記憶しているのは
以前はみんな、食べるものを作るために畑を耕していたのに、
機械化が進んだ今は、みんな石油を買うために働いている
という言葉でした
日本はインフラが整備され、暮らしやすい環境が整えられて、本当にラッキーだと思うけれど、その電気代や、水道代が払えなくなり、家賃のために働くことを諦めて路上に出ていく人もいることが、どうにもおかしいと思うのです
これから改めてホセ・ムヒカさんが残してくれた本を読み返そうと思っています
みんなが(その人にとって)正しい価値観を持って、
その人にとっての幸せを追求出来る世の中になって欲しい
お金なんてなくたって幸せになれる!と言いたいけれど、
前述の通り、ある程度のお金がないと、普通に暮らすことさえ出来ない世の中です
だから、自分の幸せな暮らしに満足出来るだけのお金を持って、
余剰資金は、今アンラッキーな人に回す
そうやってみんなが幸せになれるとイイなと思っています
「貧乏な人とは、物を持っていない人ではなく物がいくらあっても満足しない人だ」 by ホセ・ムヒカ