オリンピックにしても、世界選手権にしても、

スポーツ選手が、自国開催だからと胸を躍らせる気持ちがいままでよくわかっていなかった

 

観客の気持ちはわかる

東京オリンピックなら、観戦に行ける

スポーツの祭典を生で見られることは凄いことだ

 

でも選手の立場に立った時、

私だったら、東京開催よりも、パリとか、マドリードとか、シドニーとか、行ったことのない国に行けた方がいいじゃない

とか考えていた

まあ、浅はかな考えではある

一流のアスリートはしょっちゅう海外を転戦しているのだった…

 

今回の世界陸上を見て、

自国開催の東京世界陸上に出たい

そこで活躍したいと言っていた選手の気持ちがとてもよくわかった

それは、国立競技場に毎日詰めかけた日本人の観客の素晴らしさのせい

 

三浦龍司が、3000障害に出場するスタートラインで、

一人ずつ名前を呼ばれ、自分の番になった時、観客に向き直った

そして、満員の観客席から、どよめくような歓声や拍手が沸き起こり

三浦龍司が、少し驚いた表情をした

 

忘れもしない2020東京オリンピック

あの時の無観客の国立競技場

 

選手たちが待ちに待った自国開催のオリンピックで

何故、あの時に新型コロナが広がり、

あんな悲しいオリンピックをこの日本で開催しなければならなくなったのか?

今でも、あの時の日本人の不運を考えると心が痛む

 

あの誰もいなかった国立競技場が、満席になっているあの光景

そして、予想を超える歓声や拍手の大きさ

それはそれは心の動く経験だろう

スタート前に感極まって泣いてしまいそう

 

私も役者の端くれなので、観客のウネリとかどよめきとか記憶している

自分が観客の時も、劇場が揺れるようにどよめく経験を何度かさせて貰っている

それが生で観戦することの素晴らしさだ

 

多くの人たちに生で応援して貰って

結果はともかく

ベストを尽くせた選手は

一生涯忘れない素敵な大会になったと思う