いつも家を出る時に雨が降っていないと傘を持っていくことはなかった

そもそも家が、駅から近かったのであまり気にならなかった

駅から徒歩5分くらいだった

 

雨に降られたからと言って、

傘を持って迎えに来てくれるような家ではなかった

 

そういえば、そういう絵も見なくなりましたね

 

駅で、傘を2本持って家族を待っている人の図

ちょっとドラマを感じる美しい光景だけれど…

最近は、もうないのでしょうか?

 

迎えに来てくれるわけではないから

特段気にもせず、

最寄り駅に着いた時、

雨が降ってきちゃったなと思うだけ

普通に歩いて帰る

走ることも、早足でもなく、普通に歩いて。

 

ある時、男の人が傘を差し掛けてくれた

顔も何も覚えていないので、いくつくらいの人かも言えないのだけれど、

とんでもないオヤジでもなかった

傘の中でちょっと会話した

「ウチすぐそこなので」とか?

高校はセーラー服ではなかったけれど、

女学生の学生服というのは、かなり男性にはインパクトがあるようだ(大人になってからわかった)

 

それから1ヶ月もしないある日

私はまた帰り道、雨に降られ、

普通に学生服をずぶ濡れにしながら歩いていたら

後ろから男の人が傘を差し掛けてくれた

なんと、なんと、同じ人だった

 

それだけのお話

二度あることは三度はなかった