中学生の頃から、都会が好きで都会に憧れていた

当時私が住んでいたところは、新京成線沿線で、

東京に行くためには、終点の津田沼で別の電車に乗り変えなければならなかった

何処へ行くにも津田沼まで出なければならなかった

それが耐えられなかった

電車は、津田沼まで降りる人は殆どなくて、乗る人ばかり

そして、津田沼駅でどっと降りていく

一方通行のような、どん詰まりのような

そこから1日も早く出たかった

 

18歳、東京に行った

その後、また千葉県に戻るのだけれど、

今度は東西線沿線だったのでとても便利な上に暮らしやすい地域だった

 

その後、東京にも飽き足らず、ニューヨークに行った

そのくらい都会が好きで憧れていた

 

ニューヨークに行ったことで私の価値観は大きく変えられ築き上げられた

 

ニューヨークは、東京より都会ではなかったのだ

 

人々はまだまだ絡み合い、関係しあって暮らしていた

東京に戻ってきた時に、逆にカルチャーショックに陥った

新宿駅西口を歩いていて、

前後左右から流れてくる人並みの中で溺れそうになった

 

東京は、知らない人とは目も合わせない都会で、

なんだか人との関わり合いが希薄になってしまっているように感じた

 

そこから、私の都会大好きは少しずつ変化していったように思う

 

でも経済活動のことを考えたら、絶対に都会なのだ!

世界第三位とか四位とか、経済大国をキープしたいならば

狭い都会であくせく働いていくしかない

 

若い頃に都会に憧れて田舎を離れる若者はたくさんいるだろう

だけど、疲れたら、それは田舎に戻る機会なのだと思う

そんな時がきっとやってくるに違いない