私が子どもの頃は、学校帰りに誰かの家に遊びに行ったり、

土曜日は、学校が終わって、一度お昼ご飯を食べに家に帰って、

「何時ね」とか約束しなくても、午後になるとなんとなくみんなが集まって、バレーボールしたり、野球したりしていた

 

ご近所付き合いは、子どもがらみが多いけれど、

ちょっと近所の家に行ったり、来たり、そういうことが頻繁にあったように思う

 

十数年前だったか、子どもたちも、うっかり友達の家に遊びに行けなくなったと聞くようになった

親が、お茶とかお菓子とか出してあげるために、前もって了解を得ていないとダメということらしい

 

前もって約束するほどではない、軽い要件があっていいと思う

ご近所だからこそ、それが出来る

 

実際、誰かが来るというと、何か準備したり、少なからずも待ってしまう

それだけでひと仕事になる

だから、軽い要件のときは、ぶらっと寄ってくれた方が、私は嬉しい

 

田舎に住むということは、そういう付き合いが出来るものと信じてやってきた

 

だから、私はぶらっと誰かの家に訪れることが多々ある

採れた野菜を持って行ったり、

単にお散歩だったり、

留守だったら、帰れば良い

 

腐らないものなら玄関の前に置いてくる

あとでLINEすればいい

 

春から畑仕事が始まり、庭に出ている時間が増えた

庭仕事をしていると、友人がぶらっと寄ってくれることがある

タイミングが合うと、お茶休憩を挟める

 

LINEで「セロリ要らない?」「とうもろこし要らない?」

「花や野菜の苗要らない?」 そういったメッセージがあっちこっち行き交っている

野菜がたくさん採れたときは、貰ってくれる人を探すことにエネルギーを使うのだ

丹精込めて作った野菜だ、美味しいタイミングで消費しなくちゃもったいない。

 

草むしりに必死になって汗をかいている時に、予定していない来客があることは、とてもハッピーなことで、疲れも吹き飛ぶのだ