ローマ教皇が亡くなり、次のローマ教皇を決めるためのコンクラーベが間もなく開かれるというニュースを聞いて、
「コンクラーベ」と聞くたびに「根比べ」を思う日本人は多いと思う
私もその一人だけれど、
それと同時に、システィーナ礼拝堂のことを考えた
バチカンに行ったのも、システィーナ礼拝堂に行ったのも生涯で一度だけ
そして思い出すことは…
礼拝堂の天井画が有名であるが
それを見るためのたくさんのツアーが毎日開催されている
私は個人でバチカンに居たのだけれど、
イタリアで知り合った日本人の男性とその日は二人で観光していた
ツアーガイドたちは、礼拝堂の手前の通路に並べられた
天井画を説明するためのパネルの前にグループの人を集めて説明する
そのため、手前の通路は、両サイドにパネルが並んでいて
それぞれの言語で、天井画の説明をしている
もちろん、日本語のツアーガイドも何人もいた
そこで、旅先ではよくやることだけれど、
ガイドが説明しているところに頭を突っ込んで聞きたい情報だけ手にいれる
その時は一緒にいた男性と並んで日本語の説明を聞き始めた
すると、
こんなことは後にも先にも初めてなのだけれど、
日本人のツアーガイドが、私たちに向かって「聞くな」という由の文句を言ったのだ!
明らかにイタリア在住の日本人という程だったが、その強い口調に驚いた
そして、一緒にいた日本人男性がやり返し少し口論になった
今思い出しても、なんて心の狭い人なのだろうと思う
通路で、写真パネルの前で、そっちが勝手に喋っているものを
自分のツアーメンバー以外は聞くな!というのは、狭量以外のなにものでもない
そして、彼がやり返したこともあって、
一番かわいそうだったのは、そのツアーに参加していた日本人たちだと思う
システィーナ礼拝堂と聞くたびに
こんなことを思い出す私もどうかと思うけれど…
システィーナ礼拝堂の天井画の中で一番好きなものの絵葉書と
バチカンのピエタ(マリア像)の絵葉書は
今も母の遺影の側に飾られている