35年前(こう書くと、自分が古い人間のようで驚く)

ニューヨークに住んでいた頃、

よくコリアンマーケットでコーヒーを買って

歩きながら飲んだ

 

当時、カフェでコーヒーを飲むと

65セントくらいだったと思うけれど、

アメリカで美味しいコーヒーを飲むことは不可能だった。

続に言うアメリカンというコーヒーが出てきた

ただ、おかわりも出来たり、

水代わりに飲むコーヒーはとにかく安かった

 

マンハッタンを歩いていれば、

ブロックごとに現れるコリアンマーケットでコーヒーを購入すると、確か50セントくらい

「ミルクは?」と聞かれて

「Yes」と答えると

ドボドボと牛乳のようなミルクを入れてくれた

 

紙コップを持って外に出る

ミルクたっぷりのコーヒーは、

まだそれなりの温度を保っていて、

でも、どこかの火傷しそうなコーヒーと比べたら

とても飲みやすくて、

とにかく美味しかった

 

それ以来、私はコーヒーにミルクを入れる主義だ

 

適当に入れたミルクの量がどうして絶妙な味を作り出すのか

不思議でならなかった

単に、紙コップ片手にマンハッタンを歩いていることで

その味が保証されていただけなのかもしれないけれど

 

私が最後にNYに行った時、

確か1998年

アメリカ人の友人が美味しいカフェが出来たんだよと言って

連れて行かれたのが、スターバックスコーヒーだった

 

今日本でも大人気のこの珈琲店が

アメリカ発祥というのが、いまだに信じられない