ひとつ文章を書くと芋づる式に
連想ゲームのように書きたいことが湧き出す
その時に書かないと消えてしまう細やかな出来事や思考
だからあと数日、音楽繋がり
歌うのは子どもの頃から大好きだった
つまり1984年に音楽を捨てるまでは、
聞くのも歌うのも好きだった
幼少の頃に歌っていた曲ではっきり記憶しているモノ
それは、唱歌
「旅愁」
そして、都はるみの
「あんこ椿は恋の花」
幼稚園の集団下校の時に
「旅愁」を口ずさんでいて、
誰か大人に「そんな歌を歌うなんて珍しい」と言われた記憶がある
「旅愁」とは、
ふけゆく秋の夜、旅の空の
わびしき想いにひとり悩む
というあの曲
「陽だまりの詩 ー冬の風鈴ー」という芝居を書いた時、
芝居のキー曲として「旅愁」を使った
それは、2006年だから、
今から20年くらい前のこと
役者が口笛で吹いたり、鼻歌で歌わなければならなかったので、
稽古の時みんなで歌ったりしたのだけれど、
当時30歳を境にきっかり
30歳以上は、全員歌えて、
30歳未満は、全員この曲を知らなかった
学校の音楽の教科書に載る曲がどんどん変わりつつある
私にしてみると、
誰でも、みんなで口ずさむことができる曲は貴重なんだけど
そして、「あんこ椿は恋の花」
演歌なんて歌えない私が、
小学校の低学年あたりだと思うけれど、
この曲を好んで歌っていた
親戚が集まるような日には、
必ず駆り出されて、
みんなの前で
振りつき、こぶし付きで歌って
人気者になっていた
そういう子どもって、どこにでもいますよね