きっかけは、ご近所の80代の独身女性だった

ひとり暮らしの人は、

気づくと丸一日喋っていないことがあったりする

それが、年配の人となると、

声も出していないし、頭も使っていないし、

ちょっと不安な状態に入る

 

「声を出したい」

という彼女の希望から、この会は始まった

 

役者に演技を教える上で、ヴォイトレ、発声、呼吸法、等

声を出すための基礎を教えてきた私の特技が役にたつことになった

 

これまで、圧倒的に若い人たちに教えてきた私が、

年配者の役に立てることを見つけた

 

今は、月に一回ペースで発声を教えている

使っている教材も、私が用意した発声教材の中から、

あいうえお 外郎売 音組み合わせ例題 音読

 

役者になるわけでもない人たちに外郎売を使うのはどうかとも思ったが、

日本語のあらゆる音をスムースに発音するために

とても良い教材ではある

 

ということで、今朝も稽古場としている友人のログハウスで

朝から「アエイウエオアオ」

「拙者親方と申すは…」

夏になると窓を開けるからご近所にはまる聞こえである

これは、なかなかない、面白い状況だと思う

 

希望に満ちた若者たちの頑張りとはまた違った

年配者ならではの、地道な頑張りがそこにはある

 

そして、私はこれまで培ってきた技術が

今後別の形で役立てられるのではないかと

希望の光を持ち続けている