朝6時半、庭に向いた椅子に座り、歯を磨く

空が赤く染まり始めていた

朝焼けの美しい朝だった

 

ピンクや赤や朱色、茜色、

名前は分からないのだけれど、

色々な赤系の色が次々と現れては消えていく

その移り変わりの美しさに目を奪われる

 

そして10分位ゆっくり歯を磨く

単なる朝の歯磨きの時間が、美しい時間になった

 

その後、2階のベランダから雪で真っ白の北アルプスの頂上付近だけが

朝日に照らされて輝くのを見た

 

美しく移り変わる景色は、

カメラには収まらない

だから、カメラを取りにいくような無駄なことはせず、

生で、自分の目で、見逃すことがないように眺め続ける

(うまく写真が撮れない言い訳でもある)

 

朝から美しいものを立て続けに見られた

日々の中で、美しいものを一つでも見られることはラッキーなことだ