今回は、あまり好きではない刑事ドラマに止まらず、大好きなラブストーリーでも辛くて見続けられないものがあった。気付けば、何かをしながら見ているとか、テキトーに見るようになったり、心底、見たくないと感じたドラマを、自分の心に素直に、1つずつストップしていくことが出来たので、12月は好きなドラマだけに埋もれることが出来た。
つまりジャンルに関わらず、面白いものと、そうではないものが雑多に存在していた
今回チェックしたドラマは
【モンスター/Qrosの女/スノードロップの初恋/宙わたる教室/天狗の台所season2/ザ・トラベルナース/わたしの宝物/離婚弁護士 スパイダー ~慰謝料争奪編~/D&D~医者と刑事の捜査線~/ライオンの隠れ家/無能の鷹/3000万/放課後カルテ/離婚後夜/私たちが恋する理由/若草物語/海に眠るダイヤモンド/(以上きちんと見られた17作品と見続けることが出来なかった下記15作品後ろに行くほど見た回数が少なくなります)オクトー~感情捜査官 心野朱梨~season2/あのクズを殴ってやりたいんだ/その着せ替え人形は恋をする/民王/嘘解きレトリック/マイダイアリー/潜入兄弟 特殊詐欺特命捜査官/バントマン/全領域異常解決室/オクラ/毒恋/チェイサーゲームW2/私の町の千葉くんは。/私の死体を探して下さい】
[すべて敬称略]
2024秋 MYアカデミー賞
主演女優賞 趣里 (モンスター)
悩みました…体が小さい上に、それほど存在感を感じさせない女優です。役の特徴を貫くことと、全く嫌味がないところ、そして時にとっても可愛らしいところに惹かれました。
次点
安達祐実(3000万)
文句なく演技のしっかりした素晴らしい女優なのだけれど、「おばさん、おばさん」と連呼される役には、やはり、どうしても、見えず、ハマらず、彼女の外見と、年齢とのアンバランスで、敵役が少なくなっているのではないかと危惧しています。今回は久々に主演で面白い役でした
菜々緒(無能の鷹)
ぴったりな役どころで、(こんな役があったのかぁ)と感動。どうしても強かったり、キツかったりの役に偏りがちな容姿なので。ただ、ドラマは(それなりに面白かったけれど)くだらない回もあり…
堀田真由(若草物語)
この4姉妹で圧倒的主演を取る女優になったのねぇと、驚き。彼女も存在感の薄い人で、主演でなくても十分魅力的だったのだけれど…。矢継ぎ早のセリフは美しかったです
主演男優賞 市川隼人 (ダブルチート)
全くもって個性的な役者で、あの声の出し方、話し方は、これしか出来ないの? いつもこうやって喋るの?とずーっと疑問。(これしか出来ない)となると役者としてはイマイチですが、今回の役には合っているし、いつも裏がある感じの奥行きと、謎感が圧倒的です
次点
柳楽優弥(ライオンの隠れ家)
役者ですねぇ。取り立てて作った感じもなく、特に個性的な役でもなく、ただただ、そのままそこに存在している感じ
桐谷健太(Qrosの女)
前にも書いたような気がするけれど、兄貴、兄貴分、となるとピカイチ
助演女優賞 桜井ユキ(ライオンの隠れ家)
はじけていて、明るくて、仕事が出来て、男前で、多面性を見せた魅力的な役作り
次点
森川葵(放課後カルテ)
あまり好きな役者ではなかったのですが、今回は、小学校の先生にしか見えませんでした。女優辞めて小学校の先生になったら?って感じです。そして、最終回を見る限りにおいて、彼女を見ていると、最近人気が落ちている学校の先生という職業が、とても魅力的な憧れの職業のはずだったと感じさせられました
恒松祐里(わたしの宝物)
かなり難しい役どころを頑張っていました。難しくなったのは、脚本のせいなんだけれど…。親友美羽の不倫を、夫にバラしてしまう件、そして元の親友に戻る件。実際ではちょっとあり得ない。親友の美羽が自分に本当のことを言ってくれなかったから、夫の宏樹のことを実は好きだったからという理由をうまく埋め込み、脚本上、成立はさせている。でも実際には、やっぱり友達とは思えないし、友達に戻ることはあり得ない。戻らせ方も、栞を頼まざるを得ない等、非常にうまく理由は作ってある。そんな無理な役どころを、頑張っていました。頑張っていたという言葉しか出ない。
池田エライザ(海に眠るダイヤモンド)
先日、Netflixで「地面師」を見て、池田エライザが、誰だか見分けられなかった。すっかり大人になって、存在感のある女優になっていた。元々顔立ちが美しく目立つ上に、母親もできる女優になっていた。
助演男優賞 坂東龍汰(ライオンの隠れ家)
最初から自閉症の役作りを考えて取り組み、彼なりの小森美路人を作り上げていたけれど、回を重ねるごとにしっくりいったり、少し変わったりしながら、最終回には、余裕が出てきて、その時々の体の揺れが実に自然、そして遊びも含めた演技。連ドラならではの、役が成長していく感じが、彼の役作りと同様に感じられました。
最初は、普通の高校生の役で、気になる役者に名前を書いて以来、注目して見てきましたが、ほぼ毎期、連ドラに出演していて、その役柄が毎回かなり違う。顔は役によってそれほど変わることはないのに、(つまり彼の個性はそこにあるのに)役作りが自然でしっかりしている。
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イッセー尾形(宙わたる教室)
ジァンジァンで一人芝居をしていた演技派、イッセー尾形が、テレビドラマになると、どうも芝居がくさく感じられる。彼の独特の台詞回し、表情の作り方。しかし丁寧に演じていることは一貫していて、若者たちとトラブった後の、教壇での長台詞は、押し付けがましくなく、丁寧で、くるものがありました
青木崇高(3000万)
普通の夫であり、お父さんがピッタリくる感じの役者ではない。ミュージシャンやっててあまり働かないので、普通のお父さんと言う役でもないけど。微妙な心の動きが重要な作品で、こんな繊細な心の動きが見られる役者なんだと初めて知りました。
気になる役者
森田想(3000万) 調べたらこれまでも何度か小さな役で見ているに違いないのだけれど、実際今期も、他のドラマに出ていたのだけれど、重量感のある役をやってやっと記憶に残った
愛希れいか(3000万)宝塚で男役だったのでしょうか?背は高くないけど。ジェントルな刑事でした
辻凪子(モンスター)
豊田裕大(オクラ)
伊礼姫奈(D&D)
正直、どう良かったのか覚えていなくて書けません、記憶に残ったと言うことです。ごめんなさい。
鳴海唯(あのクズを殴ってやりたいんだ)明るさとテンポ、弾けてて好きです
斉藤なぎさ(私たちが恋する理由)
池田朱那(その着せ替え人形は恋をする、離婚弁護士)
齋藤飛鳥(ライオンの隠れ家)
容姿が美しく、芝居に遜色ない女優がたくさん出てくるものだと感心しています。
長谷川慎(離婚後夜)
深田竜生(若草物語)
容姿が美しい男性もどんどん出てきて、この先どうなるのか驚きばかりです。
佐藤大空(ライオンの隠れ家)
味元曜大(3000万)
近年の子役の素晴らしさは、驚愕です
ということで、気になる役者も多いです。顔が綺麗と言うことは、まず目を引く。インパクトがある。そして芝居に遜色がない。セリフに引っ掛かりがない。明るさがあるとさらに惹かれる。勿論、作品は重要で、良い作品に出ないと、その人の持つ力以上には輝けない。
演出家賞 上田迅(Qrosな女)
時々こだわりが見えました
脚本賞 八木亜希子(海に眠るダイヤモンド)
トータルで完成度が高い
シナリオは、数学的な構成力と、文学的な台詞力、この二つが重要だと思っています。
昭和の端島と現代の東京をグッドバランスで交錯させ、前半は、昭和の端島の青春ドラマかと思いきや、後半は現代に重点を置いていく。そしてラスト近くに、誠がそこにいたり、賢将の子どもが現れたり、鉄平の日記がもう一冊現れたり、謎解きと、どんでん返しが起きる。
端島の青春ドラマだけで充分3ヶ月の連ドラになるところを、現代を絡ませて壮大なロマンにした。正直、惹かれるセリフは少なかったし、印象に残るシーンも多くないし、続きが見たい!という興奮もなかった。大作ドラマとしての完成度で決めました。
次点
橋部敦子(モンスター)
久しぶりにオリジナルで面白い脚本を見られました。謎解きのような話で1話完結なので、好きなタイプのドラマではないのだけれど、駄作が一度もなく、登場する人物も実に魅力的に見える描き方で、引っ張っていくストーリー展開も素晴らしい
市川貴行(わたしの宝物)
ドラマの展開が素晴らしかったんです。台詞も時々。
当初の宏樹は、サイテー男で、美羽が不倫して離婚しようと思っていたことも納得させられるし、その相手冬月が、死んだと言うニュースにより、夫を騙すことも。そうしたら栞の誕生で宏樹がすっかり元の大好きだった彼に戻る。予想外にいい方向に向かったことで罪悪感が増す。このまま隠し続けて、栞が成長するのかと思いきや、親友が、バラす。その親友真琴も冬月を好きな水木も結構な意地悪をするのだけれど、好きゆえに…とある意味納得できるオチに持っていく。そこに、ワンポイントで、あり得ないほど救いになる喫茶店が存在する。誰一人、悪者に終わらせず、救いながら、最高の形を最後に持ってくる。展開は驚かされることもあり、この長さで描くにはこれ以上ない素晴らしい構成だと感じました。美羽を愛する二人の男が結果、いい人すぎることは、否めませんが、松本若菜が美しすぎて納得してしまう私。ただ、美羽は、罪悪感で反省しきりなところが、ちょっと引っかかる。不倫ってそんなに悪いこと? でもあくまでも冬月を拒絶し続ける姿勢は好きだった。
脚本賞に選べなかった理由は、最終回、ハッピーエンドに持っていく流れが全く面白くなかった。私が期待しすぎたのかもしれないけれど…
それと、これは脚本ではなく演出かもしれないけれど、腑に落ちない点が数箇所。
例えば、宏樹が栞を連れていなくなったシーン。家の車がないのだから、走って探すのは全く論理的ではない。どうしても必死感を出させるために、家の周りを走らせるシーンを入れたかったのだろうけれど、安易。
例えば、病気で車椅子の母親と娘が公園に出かけて、公園のベンチに座る時に、わざわざ車椅子ではなくベンチに座ることは考えにくい。単に、絵的に、ベンチに二人並んで座らせた方がいい。というご都合主義。
マイカーのNOが1188(いいパパ)だったのは、好きですけどね。シナリオに関係ないですね。
松原瑠璃子(若草物語)
女性が集まれば姦しい。仲の良い女がふたりいれば話は尽きない。そんな女性の楽しい会話を結構メインにしていて、そういうジャンルは私も書いていたので、すごく分かるんですけど… 例えば、涼と衿がA5の牛肉を食べるシーン。それを初シナリオに使うということで、何度か繰り返されるのだけれど、何度か繰り返すほど面白い話ではない。それは、話の内容なのか、使い方の問題なのかはよくわからない。
律とも会話の弾む関係で、無駄話をするのだけれど、時々出てくる無駄話。悪くないんだけれどしっくり来ない。っていうか面白くない。多分、出し方だと思う。あと、「台風一過」とかあまりにも誰でも思いつく話すぎるのかもしれない。
基本的に女性がグジャグジャしゃべくるコメディは好きなので書いて欲しいけれど、もう少し練って、やはり予想外が欲しい。
それよりも涼が、恵の会社の問題について彼氏の大河に詰め寄るシーンのセリフは圧巻。短く端的に全てを正しく言い放ち、堀田真由も引き立った。
山口智之WDRプロジェクト(3000万)
展開の素晴らしい話で、テンポも空気感も素晴らしかった。グループで書いているようなので、やはり構成力がずば抜けている。私はこういう話が一番怖くて、とにかく怖くて怖くてぞくぞくしながら見続けなければならなかった(怖いのは嫌いです)ただ、構成を考える人と、文字に起こす人がいた場合、結局感動させるのは文字を書く方の力なんですよね。
私が大好きだった作家が、2人で書いていて、めちゃくちゃ面白い本を書いていたのに解散したら、全く面白くなくなった。
実際、数人で構成を考えるのは、アイデアが湧き上がってくるので作り方としては正解だと思います。が、最終的にはセリフ。シナリオは、セリフが命
作品賞 海に眠るダイヤモンド
脚本同様、作品の完成度です。例えば、感動するとか涙するとかいう部分では、他の作品の方が優れていたのだけれど、つまり、壮大なドラマだけれど、笑ったり泣いたりは出来なかった。私はドラマを見て感動したい人なので、それは残念。でもあらゆる部分で丁寧に作られた秀作だと思います。
ちなみに、私は軍艦島を初めてテレビで見た時に心が動き、是非ともあそこに行きたいと思っていたのを忘れていた。長崎に行きたい。そして端島に行きたいと今痛切に感じていますが、このドラマのおかげで混んでしまったでしょうから、また数年後。と言っているうちに、いけなくなってしまうのだろうか。
次点
モンスター
わたしの宝物
3000万
ライオンの隠れ家
面白かったけれど、すごい作品とも思えず、でもこれほど役者がみんな魅力的だったので、いい作品だったのだと思う。前述した良かった役者に加えて、柿澤勇人もいつもより良かった。でんでんは、相変わらず唯一無二の素晴らしい存在感でした。役者がよく見える作品は、良い作品!なのです