昨日、近所の(田舎の)スタバにいたら、とっても美しい若い女性が入ってきて目を奪われた。

 

上下黒のざっくりとした服、髪はそれほど整えられていないセミロングの黒髪、顔もほぼメイクなし。

飲み物が出来上がるまで待っている姿も、とても自然で、取り立てて感じ良くもなく、もちろん感じ悪くもなく…

 

私の目を引いた一番の原因は、意思を持った美しい目

 

自分の席を確保すると、その後は、ケーキを食べながら、左手と目はほぼスマホに向かい、周りを見ることも全くなく、普通にそこに存在していた。美しかった。

 

こういう時、私は、声を掛けようかと悩む。

だって、彼女が側から見て美しいことを、本人に伝えて悪い気はされないと思うのだ。

あとは伝え方だ。

 

用事を済ませ、コーヒーを飲みながらチラチラと彼女を見る私は、どうやって声を掛けようかずっと考えていた。

 

私の方が先に店を出るようなら、その時に彼女のテーブルに行って声を掛けようと心に決めた。

ドキドキした(^ ^)

 

その時がやってきた。

彼女の前に立つ。

彼女の目線が上がり、私の顔を見る。

周囲の人に聞こえない方がいいだろうと思い、顔を少し寄せて、彼女にだけ聴こえる音量で声を掛ける

「一言よろしいですか」

向こうにしてみれば、見知らぬおばさんが、突然前に立ち塞がりこうして声を掛けてきた。何か文句でも言われるのかと身構えたに違いない。

私は、彼女を示すように彼女の方へ向けて手を広げ「とっても美しいです!」と告げた、

その瞬間、彼女の顔が、これまで一度も見せなかった笑顔に変化した。少し八重歯気味の前歯がキラッと光り、美しい笑顔を見ることができた。

 

もしかしたら、表に立つ仕事をされている方なのかもしれない。

 

勇気を持って言葉を伝えると、その場を去り、その後も、しばらく私はウキウキした気分で過ごした。

 

それからしばらくして、また会いたいと切に思った。

そのあと、会った友人にその話をしたら、余計にまた会いたくなった。下の名前だけでも聞けばよかったと思った。名前があったら思い出す時スムースなのに…。

でも、あの流れで名前を聞いたら、身構えるに違いない。

せちがらい世の中ですから、見知らぬ人に声を掛けるのは、女性同士と言えども注意が必要だ。

 

ただ、彼女がその日1日気分よく過ごしてくれたなら良いなと思っている。

 

私の好みとかではなく、顔も佇まいも仕草もみんな美しかった。美しいとはそういうこと。