今年の世界難民の日に発表された、数値は驚き以外のなにものでもなかった。

 

難民の数が、日本の人口に匹敵したのだ。

1億2千万の人が、家を追われ難民生活をしている。

その4割が子どもと言われている。

 

自分の家という、何ものにも変え難い、居心地の良い場所を失い日々を過ごしているのだ。

 

私たちはもっとイマジネーションを持つべきだ。

 

家族の中で何か問題がある時。

例えば、親に叱られるようなことをした若者。

夫や妻と喧嘩した後。

そんな些細なことでも、「家に帰りたくないなぁ」と気が重くなった経験はみんなあると思う。

そしてそれは結構辛い。

 

戦争だったり、政情不安だったり、それ以外の理由で家や国を追われた人々。どんな生活環境であろうとも、自分の家に帰ることができないことの辛さだけは、私たちは共有できる気がする。

もっとイメージしなければ…と思う。

 

世界難民の日ということで、ヤフーのネット基金からメールが届いていたので、どこに寄付しようかと覗いてみた。

 

まず、ウクライナ、そしてパレスチナ。

この2つの国は、毎日のように報道されているので世界中の人々の目がいく。

そして、シリア、アフガニスタン、ミャンマー、モザンビーク

忘れてはいけない国々が続く。

 

私は中村哲さんを尊敬していたし、アフガニスタンをベースにした芝居を描いたことがあるので、アフガニスタンのことは、いつも気にかけている。

 

対して力のない私たちに、まずできることは、気になる国のニュースを読み、気にかけていること。そして何か物的なヘルプの手を差し伸べることができたらと、思う。