使わないように心がけている言葉がいくつかある。
「すみません」
断る時の「大丈夫です」
「○○しなくちゃ」
「○○してあげてるのに」
仕事柄、言語には興味を持っている。
「しなくちゃ」
ではなく、
「○○しようっと!」
やらなければならないことはたくさんあるが、それらを楽しむための第一歩である。
cafeで、コーヒーにミルクとお砂糖が必要か聞かれる時代になった。要らない時に「大丈夫です」という人が多くいる。
私は使わないことにしているから
「要らないです」と答える。
「NO」の言えない人が多い国だ。
そして何よりも、「すみません」
一時期、「すみませんを使わない会の会長です」と言って会員を集めていたことさえある。
これは一時代前、なんでも「すみません」とか「どうも」とかで片付けてしまう傾向が現れた頃の話。
謝る時は「ごめんなさい」(仕事がらみは)「申し訳ありません」
お礼は「ありがとう」(私が最も好きな言葉のひとつ)
オーダーする時は「お願いします」
人の間を通り抜ける時、すれ違えないので少し動いて貰う時は「失礼します」
どうしても「すみません」でなければならない時以外は使わないようにした。
折角存在する、最も相応しい言葉を使えたらとても素敵だと思う。
そしてボキャブラリーが減っていくことを恐ろしく感じている。
日本語の美しさを発揮できたら良いと思っている。