先月15日、ドイツは残っていた全3基の原子力発電所の稼働を終え、脱原発を完了した。
2011年、福島第一原発の事故が、日本で発生。
その被害の大きさを痛感した私たち地球人の中で、
ドイツが脱原発をすると宣言して
2023年4月に言葉通り完了した。
というニュースである。
実際に被害に遭ったこの国、日本は、当時の民主党政権が、一度は全部の原発を停止したにもかかわらず、
自民党政権下、ひとつずつ再稼働して、現在は10基が稼働中。
今後も、どんどん再稼働しようとしているだけではなく、
新設までしようと、現自民党政権は目論んでいる。
その理由は、再生可能エネルギーが進んでいないこと。
12年という年月は、何かをある意味やり遂げることが出来る年月であるにも関わらず、
日本は、ぼーっと何もせず(何もしないというよりも、やらないことが狙いだったとしか思えない)
環境問題とか、戦争によるエネルギー源の高騰を理由にして、
原子力による電気を順次増やそうとしている。
本当の理由は…アメリカ…でしょうか?
どんな理由があろうとも、私はドイツをすごい国だと思うし、
先に進めないこの国の現実を、哀しい疑問と共に持ち続ける。
原発を早急に止めなければならないのは、
ドイツよりも日本である。
地震大国日本と原発は共存できないことは専門家なら分かっている。
12年経って、悪徳政治家以外の一般の人々も、
なんとなく再稼働を許しつつある人もいたりしてびっくりする。
人は忘れる動物だけれど、
決して忘れてはいけないこともある。
そこからきちんと学ばないと、痛い目に遭うということだろう。