最近自民党政権が、原発再稼働のみならず、新規原発建設を言い始めた!
その理由に、ウクライナ情勢を上げたりして…。
原発を動かすと一部の人がとっても儲かるらしく、
その一部の人が金力=権力を持っているので、自民党政権を動かす力を持つ。
彼らは、原発を再稼働するための大義名分をずーっと待ち望んでいたのだと感じられる。
が、騙されてはいけない。
だって、おかしいもの。
まず、この夏電力不足が大騒ぎになり、冬も電力不足になると言っている。
しかし、これは、年間のうちのほんの数日のことであり、
大手企業とうまくやりあえば凌げるはず。
私たちだって節電する。
そもそも地震大国の日本に原子力発電所はふさわしくない。
福島原子力発電所のあの事故を忘れてしまったとしたら、
人間として馬鹿すぎる。
実際、ヨーロッパで原発を推進しているフランスのような国は地盤が安定しているし、
そうではない、イタリアのような国は、原発を全て停止してから動かしていない。
ドイツに至っては、福島の事故をきっかけに原発ゼロを掲げ、この11年間歩んできた。
当の日本は、この11年一体何をしてきたのだろうか?
ただただ、原発再稼働を言えるような時期を待っていたのだろうか?
原発の電気が安いということも正しくはない。
建設費から廃炉まで入れたら、かなり高い電気であるし、
実際、廃炉後の処分場をいまだに国内で見つけることさえできていない。
CO2削減にしても、建設と廃炉で間違いなく多量のCO2を排出する。
それに、CO2と放射能とどちらを優先するかと言う問題でもある。
そして、最後に、ウクライナを見れば原発がいかに危険であるかははっきりしている。
日本は海沿いに原発を並べていて、戦争になればその原発が一番の危険要因になることは明白。
それなのに、ウクライナ情勢を理由に原発を再稼働することを正当化しようとする。
そんな論理に騙されず、これまで通り、私たちは、この国の自然環境を後世まで残すことを優先しなければならない。
そう、優先順位の問題なのかもしれない。
電気をたくさん、余裕で作って、経済で世界のトップに君臨し続けるか。
放射能を浴びて、人々がいつか滅びるか。
大切なのは、人の命、そして動植物の命、地球。
悩むことなんてなにもないのに、お金のためだと人は誤った選択をする。
選択の余地はないのに。