歩いて10分くらいのところに、大好きなちょっと年配のご夫婦がいる。
この村に移住してきたころ、知り合ったご夫婦。
歳は知らないけれど、私どもよりは少し上の年代なので、親しい友人とは言えない。
けれど、とても気の合う人。
それが、2年前の春から、コロナということで会いに行かなくなった。
年配の方なので、下手に行かない方がいいと思ったのだ。
2020年初め頃、奥さんが背中を骨折して、日常生活に困難が発生していたので、
当時は時々ご飯をたくさん作って、半分持参したりしていた。
料理は得意ではないが、旦那さんが食事の支度をしていると聞いたので、
少しでも手助けになるかと考えてのことだった。
それが、コロナ禍、丸2年、お宅にお邪魔せず、会うこともなかった。
奥さんが、骨折のために精神的にもかなり参っていたので、心配はしていたのだけれど、
当時は、本当に、年配の方に会いに行くのは憚られた。
今年になって、春になって、暖かくなった頃から、ずーっと伺うチャンスを狙っていた。
実は、ちょっと離れた美味しいパン屋さんに行ったら、ついでにパンを買って、それを言い訳に会いに行くつもりだった。
GWあたりから、何度かそのパン屋に行ったのだけれど、定休日でもないのにお休みにあたり、裏切られること3回。
今月1日、やっとそのパン屋に行けた。
そして、パンを購入することが出来た。
美味しいパンを持って、私は久しぶりにその家を訪ねた。
外から声を掛けると、とっても元気な奥さんの声が聞こえた!
良かった。
心配していたので、元気な声が聞けて、元気な顔が見られて。
そう思ったのも束の間、
旦那さんが、今年の初めから寝たきりになっていることを聞いた。
寝たきりで、話すことも、自力で食べることも出来ないらしい。
在宅と施設、半々で介護生活を送っているらしい。
あんなに元気だったのに。
外で仕事をするのが好きな方で、畑仕事も薪割りもしていたのに。
2年というのは年配者にとってそういう長さだ。
誰だって2歳年を取る。
小さい子ほど成長は目に見えるし、
歳を取るほど、その衰えも目に見える。
私たちはみんな、コロナ禍を丸2年以上過ごしてきた。
そのことを改めて感じさせられた。