コロナ禍、とにかく出かけなくなった。
以前、どう言う感じだったのか思い出せない。
コロナ当初は、活動的な若者は可哀想だなあと、そればかり思っていた。
夢を追いかけてバリバリ活躍しようとした矢先の子達。
都会に出て来て狭いアパートに引っ越したばかりの子。
でも、今になって考えると、どの世代にも厳しく可哀想だった。
青春真っ只中の、とにかく行動力があり行動範囲の広い若者は、
その自由を奪われて辛かったに違いない。
私は、家に引きこもり、このまま一生出かけなくても大丈夫なんじゃなかろうか?と思われたり、昔の友人や遠くの友人と会っていないことで、このまま閉鎖的になっていくのではないかと言う恐怖感が先に立った。
私よりも年配の人たちは、出かけないことで、身体を使わず筋肉が衰えて行ったり、人と会話しないことで、脳が活性化されず、病気になった人、病気が悪化した人も少なくないだろうl。
変化の少ない毎日。
平凡な暮らし。
でも、そこに少し風を送ることはそれほど難しいことではなかった。
先週、私は茨城の知り合いに電話して、久しぶりに長電話した。
次の日、その繋がりで千葉の友人と電話で話した。
その三日後、東京の知人から電話があり多くを語った。
その繋がりで、都会にいた頃の仕事仲間とZOOMでMTGを行い、
数年ぶりにみんなの顔を見た。
それだけのことなのだけど、確実に日々の暮らしの中に違う風が吹いた。
ザワザワと
フワフワと
ドキドキと
それだけのことで、誰かを想う気持ちがちょっと増え、
ご飯の支度をしている時に、にやにやしたりした。
そりゃあ、直接会って喋りたいけど、
コロナのみならず、遠くだし、みんな忙しいし、私は体力がないし。
今は色んなツールで、遠くの人を近くに感じることが可能な便利な時代。
好き嫌いは別として、それを使わない手はない。
気が滅入ったら、誰かに電話するだけで元気になれることがある。
誰かの顔が見られたら更に良い。
メールじゃない方がいい。
絶対に声を聞いた方がいい。