コロナは最悪の病だ。

あらゆることに対して消極的にさせる。

 

自由気ままに思いっきり出来ることは、家でひとりですることのみ。

誰かと関わりたければネットを利用する世界。

誰とも決して触れ合わず、顔を突き合わせて言葉を発しない。

それが良しとされる。

 

病気そのものだけではなく、社会を分断する病。

 

人生、最終的に一番楽しいのは、誰かと交わることなのに。

誰か好きな人と直接会い、言葉を交わし、肌を触れ合い、一緒に大声で笑うことなのに。

それらが否定された世界。

 

そもそも他人と肌を触れ合わない日本人はラッキーだったと言えるだろう。

友人と会うたびにハグし、頬に3回キスしていたあの世界の人々はどうやってこの危機を乗り切るのか。

 

病気そのものは変異を続け、今はオミクロン株、大多数の人が軽い症状ですむ。

でも結局は弱い人が重症化して亡くなったりする。

弱い人とは、持病がある人、お年寄り、幼児、子ども…  しかしラッキーなことにこの病気は殆どの子どもは助かる。その点ではラッキーなんです。

高齢化社会、食糧不足が地球のあちこちで叫ばれる今、この病気は生きるのが困難な人をやっつけていく。

 

ただ、弱くない人でも病んでいる人は沢山いる。

仕事を失って生活が苦しい人。

人と会えなくて寂しい、精神的な病気になる人。

 

出掛けようと思えば、一人でマスクして出掛けられる。

しかし未だ友だちを気軽に誘うことができない。

多くの友だちと集うことが出来ない。

久しぶりの友だちとは会えない。

 

会えないならば電話しよう! 

LINEなどの無料電話があるのだから、テレビ電話だって無料でできるツールがあるのだから。

 

携帯電話が普及してから、なぜか電話をする機会が減った。

携帯電話は用事のみを伝えるモノで、決して無駄話をするためのものではなくなってしまった。

なぜなら、電話代が高くなった上に、電話に出た相手が何処にいるか予測できないからだ。

人々は相手に気を使い、用事がない時以外は電話をかけなくなった。

 

でも、今は電話という直接喋るツールをもっと活用すべきだ。

私は手紙をよく書くが、相手の声が聞こえる電話の方がもっと身近にコミュニケーションが取れる。

 

ということで、最近は思いついた時、きっかけがあると電話してみるのだけれど、携帯電話というやつは、どうしてこうも出ないのだろう。結局は、折り返しかけて貰うと言う手間を掛けるのが申し訳ないので、「急ぎの用事ではありませんので…」とメールを打つ羽目になる。