家事と呼ばれるあらゆる仕事を私は結構好きな方だと思ってきた。
自分のペースでできるし、自分の好きな家の中のことだし
しかし、若い頃からずーっと、苦手な家事が3つある。
掃除機をかけること。アイロンをかけること。ミシンをかけること。
この3つの共通点は
「かけること」
ではない。
ある日、友人がズバッと言った。
「それって、出し入れが嫌いなんじゃないの?」
図星だった。
私は気づいたのだ!出し入れが嫌いなのだ!
掃除機を出してコードを繋ぎ電源を入れて掃除し、終わってから片付けるよりも、
雑巾を濡らして床を拭き掃除する方が好きなのは、そういう理由に違いない!
それから20年以上が経ち、私はこの3つの家事を克服した!
田舎に来て家が広くなったので、ミシンを置くスペースが作れた。
今は置きっぱなしのミシンをいつでもかけることができる。
アイロンは、掛けなければならない服を殆ど着なくなった。
裁縫をする時に、こればっかりはアイロンとアイロン台を出してきてかけるのだけれど、
洗濯の後くしゃくしゃになった服のアイロンをかけるわけではないのであまり苦にならない。
掃除機は、コードレスになった。
壁にコードレス掃除機が立てかけてあるので、思いついた時すぐに掃除機が掛けられる。
最近初めて毛の長い猫を飼ったので、結構まめに掃除機をかける。
結局は、ストレスをなくすことが重要だ。
家の中を使いやすく工夫し、やらなければならないことからストレスをなくし、少しでも楽しめるように心がけること。
因みに、最近の台所には食洗機が、もっとも注目度の高い選択肢としてついてくる。
家を建てる時、私は迷わず食洗機は付けなかった。
何故なら、これほど私に不向きなものはないからだ。
食器を食洗機に入れて、綺麗になったら食洗機から出して、仕舞う。
出し入れの嫌いな私には全くそぐわない。
そして家事の中でトップクラスに好きな食器洗いという家事を私から奪うとんでもない機械なのだった。