先日のマジョリティにはなれない。から引き続き、納得のいかない商法について
ネットで買い物をすると、ネットでたくさん宣伝メールが届く。
適度に「メールは要らない」にチェックしているつもりだけれど…届く。
よく見かけるものに下記のようなものがある。
「何万人の方が使用しています!」
「何万個売れています!」
つまり多くの方が既に購入済みであることを宣伝文句として使う。
これは、以前詐欺師の脚本を書く時に勉強した商法に出てきたので、
それなりに効果のある商法なのだろう。
特にネットで購入する際には、商品を手にとって確認することが出来ないので、
多くの方が購入して実際に使用していることで、安心感が得られ、
この商品は大丈夫なのではないかと思うのだろう。
しかし、
洋服でも見かける。
「このパンツは2万本売れました!」
「28000本突破!」
つまり、それだけの人が同じものを着用しているということ。
これが宣伝文句になることが私には不思議でならないのだ。
全く知らない、例えば化粧品のメールがやってくる。
「オールインワン!これひとつでOK!4万個売れました!残りわずか!」
そうすると私は、まず思ってしまうのだ。
(そんなに売れて良かったねぇ。じゃ、私が買う必要はないわね)
洋服なんて論外。
同じモノを着ている人がたくさん街を歩いている可能性があるということでしょう?
それでも効果があるから、この文章は広告に使われている。
(みんなが使っているならいいものに違いない!)
(みんなが使っているから安心だわ!)
そうやって購入する人が少なからずいるということだ。
いや、少なからずではなく、商品を並べてみた時に、売れている方を選ぶ人が多いということなのだと思われる。
不思議だ。
小学生や中学生なら、好きな子とお揃いにするとか、
今は、人と同じでないと仲間外れにされるとかあるだろうが、
大の大人が、どうして、自分の判断基準ではなく、
他の多くの、知り合いでもない人々が使用しているからと言って、
それを良いものと判断するのか。
私には理解出来ないのだ。
ま、良いんですけど、ね。