ドラマの登場人物の職業で、最近俄然増えてきたのが漫画家である。

さもありなん、

最近は原作が漫画というパターンが非常に多く、

つまり作品を生み出した人が漫画家なので、その現状をよく知っている漫画家を登場人物の職業にするわけだ。

 

今期のドラマでは、『ボクの殺意が恋をした』で、主演の新木優子の職業が漫画家(正確には違うけれど)

前期のドラマでは、『レンアイ漫画家』『あのときキスしておけば』『コタローは一人暮らし』

 

全体数から考えて、こんなに多い?と感じられるほど、ドラマに漫画家が登場して、びっくりしている。

 

それと同じ理由で、作家とか、編集者も多い。

つまり作品を生み出した人が付き合っている職種の人。

『リコカツ』『生きるとか死ぬとか父親とか』『半径5メートル』『書けないッツ!』『ウチの娘は、彼氏ができない!』他

 

ここまでは理解が出来るのだけれど、私が、今ひとつ理解出来ないのが、ファッション雑誌の仕事がとてもおしゃれで魅力的な仕事として、若い女性の憧れの職業のように描かれるドラマが多いこと。

今回は『彼女はキレイだった』 その前には、明らかに憧れの職業として描かれた 『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』 など。

 

これだけネット社会になって、雑誌媒体が売れなくなった時代に、ファッション誌っていうのは、もしかして全く廃れていないの? と、若い頃からほとんど雑誌を読まない私はびっくりしているのです。

 

私は本当に雑誌を読まなかった。

一時期、コスモポリタンを買っていた。これもファッション誌だったのかどうか? 他の雑誌は、レタスクラブとか、TIME とか、AERAとか、ファッション誌からは程遠い。そもそもファッションに興味が薄いのかもしれないと、今更ながら思う。

 

お洒落な仕事は、きっと人気があるだろう。

人気があると言うことは、なかなかなれないと言うことだろう。

今時だと、ゲーム作りとか(推しの王子様)ネット関係の仕事とか。

 

病院ドラマと刑事ドラマや、検事、弁護士がメインとなる法ドラマ、学園ドラマ、以外の、普通のドラマと呼ぶべきドラマの登場人物には、必ず職業を設定しなければならないし、職業設定でドラマの舞台が決まってくる。

ドラマを成立させるために考えるものなので、決してお洒落な職業が採用されることが多いわけではないが、時代を反映していることも間違いがなく、見ていて楽しめる。