昨日の朝、車に乗って最初に飛び込んできたニュースが、
マスターズで、松山英樹選手が優勝。
日本人男性で初めてのメジャー選手権制覇。
ラジオで興奮気味に伝えていた。
私の感想は、(男子は初めてだったんだ…。)
私はゴルフはやらない。
やったことはある。
考えてみたら、若い頃習ったこともある。
2ヶ月くらいのレッスンで、10時10分の振り子の練習をした。
実際にコースに行ったこともある。
当時はバブル期なので、若い女性だった私は、ゴルフなんぞに誘われることもあったのだ。
ゴルフクラブもハーフかなんか持っていた。
多分、母親がどこかで買って一度も使っていなかったものを譲り受けて使っていた。
コースに行っても面白くもなんともなかった。
ボールがどこに飛んでいくのか分からないからね。
何よりも、クラブで芝をめくることがどうにも耐えられず、
だから下手な私は、ボールの芯を叩くことはほぼできなかった。
とにかく、好きではないので、ゴルフ中継も見ない。
ただ、大きな大会で日本人選手が勝つと話題になり、再放送とかスペシャル版でみたりすることはある。
そういえば、女子の方が多かったような気がする。
夕方、TVのニュース番組で報道された。
丸山茂樹選手が登場してインタビューに答えていた。
丸山選手は、丸ちゃんと呼ばれていて、明るくて好きな人物だった。
丸山選手は、インタビューの頭からウルウルしていた。
そして、「表彰式を見て、本当に(日本人が)買ったんだ。と涙が出ました」
というコメントでまた涙が溢れていた。
あの丸ちゃんが、そう言うことで、これは凄いことなんだと感じた。
夜、再放送なのだか、ダイジェストなのかマスターズの試合をやっていたので、
ラストの17hと18hだけ、たまたま見ることが出来た。
結果がわかっているとスポーツ観戦には緊張感もなく安心して見られる。
最終的に1打差で優勝した松山英樹選手を迎える人が、
松山選手にハグしながら、みんな泣いていた。
松山選手はその時は普通にしていたが、だんだん感極まっていく様子だった。
実況のアナウンサーの声が鳴き声になっていた。
実況は泣いちゃダメでしょ!と思いながら、
ふと、解説の中嶋常幸がずーっと黙っていることに気づいた。
まさか泣いていて喋られないんじゃないの?と言ってたら、
しばらくして完全に鳴き声の中嶋常幸選手の声が聞こえてきて、笑った。
そして、マスターズで松山英樹選手が優勝したことが、凄いことなのだと、
どんどん実感させられた。
そう、凄い人が、ここまで感極まっている状況を見て、その凄さを確認させられたのだ。
プロの世界の凄さは、プロにしか分からない。
山の裾野から頂上は見えないのだ。
だから、プロの選手がああやって解説して伝えてくれることに意味がある。
ゴルフを全然知らなくて、全然興味もない私に、その凄さを伝えてくれた。
松山英樹選手、おめでとうございます。