2021年1月から3月期、チェックしたドラマは、
【書けないッツ!:ここから今は倫理です:その女、ジルバ:ウチの娘は、彼氏ができない!:知ってるワイフ:青のSP 学校内警察:君と世界が終わる日に:天国と地獄 ~サイコな2人~:おじさまと猫:オー!マイ・ボス!恋は別冊で:にじいろカルテ:監察医 朝顔:俺の家の話:モコミ~彼女ちょっとヘンだけど:レッドアイズ 監視捜査班:ドリームチーム:六畳間のピアノマン:バイプレーヤーズ(計18)】
全体にどうにもならない酷い作品はなかった珍しいクールなのですが、来週が楽しみで楽しみで仕方ないドラマもなかった。そこそこしっかり最後まで見ましたので感想も多々長いです。
2021冬 MYアカデミー賞
作品賞 天国と地獄 ~サイコな2人~
(次点:モコミ~彼女ちょっとヘンだけど、六畳間のピアノマン)
主演女優賞 上野樹里【監察医 朝顔】
(次点:小芝風花【モコミ】)
主演男優賞 長瀬智也【俺の家の話】
(次点:竹内涼真【君と世界が終わる日に】)
助演女優賞 飯豊まりえ【君と世界が終わる日に】
(次点:シシド・カフカ【レッドアイズ】平岩紙【俺の家の話】加藤柚凪【朝顔】森田望智【レッドアイズ】)
助演男優賞 溝端淳平【天国と地獄】
(次点:岡田健史【ウチの娘】時任三郎【朝顔】中村雅俊【ウチの娘】井浦新【にじいろカルテ】)
脚本賞 根本ノンジ【監察医 朝顔】
(次点:森下佳子【天国と地獄】)
スタッフ賞 監察医 朝顔
(次点:【君と世界が終わる日に】)
主題歌賞 「ふたりで居れば」阿部真央 【おじさまと猫】
ドラマの感想(敬称略)
【書けないッツ!】
福田靖脚本、生田斗真主演ということで、期待しすぎてしまったのかもしれない。面白くはなかったです。かなりふざけている雰囲気を醸し出していたし。妻役が吉瀬美智子だった瞬間に台詞芝居の面白さへの期待は失せた。役者それぞれは楽しんでやっている感じで、いい人多かったです。家庭教師役の菊池風磨、遊び方が半端ないし、よく出来ている。長女役の山田杏奈は、彼女らしいぶっきらぼうさの魅力を振り撒いていた。編集担当者の野村麻純もハマっていたし、岡田将生は、いいよねぇ、こういう役をやると、他に似ている人が見当たらなくなる。長井短は、期待したほどいいところなかったけど、時々、普通の短い台詞を普通じゃなく返すところ、良いです。期待しています。でも、ドラマはバラバラで、ドタバタで、期待が持てなかった。
【にじいろカルテ】
こちらも期待していたからつまらなかった? 岡田惠和オリジナル脚本は、夢のような幸せな世界を描きたかったのかもしれないが、ドラマとしては酷かった。今の現代に、こんな村があったらいいな、人々がみんな笑顔で幸せな村。を描きたかったのかもしれない。しかし、実際に見せられた村は、いつも同じ顔ぶれの村人が集い、とにかくうるさい。うるさく感じられるのは、村人たちが同じ顔ぶれの十数人だからだろうか。雪乃が記憶を無くした時の、女四人で辛い自慢話するシーンは本当に参りました。あそこは新人脚本家みたいな流れです。4人に同じ量喋らせると長く感じさせてしまう。
明らかに現実味のない村を映像的にも描いているので、夢の村だったのでしょう。
ドラマがドラマとして成立するためには、conflictが必要です。[コンフリクトとは、相反する意見、態度、要求などが存在し、互いに譲らずに緊張状態が生じること。 対立、軋轢]しかしこのドラマにはコンフリクトが存在しない。ので、ドラマにならない。唯一のコンフリクトと考えられるのは、真空の病気なのだけれど、これも一話でみんなに告白してから、暖かい村人と仲間の医師たちによって殆ど問題ではなくなってしまった。途中村のイベントに参加したり、祭りや結婚式や歌合戦。どれもこれも、イベントを入れないとドラマにならないの? つまりイベントがないと面白くもなんともない村の生活?という雰囲気。
医者3人の雰囲気とバランス、病院のセットは良かったけどねぇ。美術とかネットで調べてもHPに名前出てないのねぇ。
【おじさまと猫】
ちょうどネットで漫画を読み、猫好きの私が泣いたら、ドラマ化。一体猫の声を誰がやるのか?と注目していた。ふくまるがぬいぐるみだったのは、正直がっかりでした。やっぱり生きている猫に演じて欲しかった。通常かわいい動物の声は女優がやることが多いが、ふくまるはやはり男でしたね。神木隆之介、無難に良かったです。草刈正雄ぴったりで素敵でした。升毅、珍しく優しい役で良かったです。高橋ひとみ、この美しい奥さんには合わないと思って見始めたけど、いい雰囲気でした。
このドラマも結局幸せで温かいだけのドラマ。漫画で読んだ最初の3話(最初はかなりドラマチック)くらいでお腹いっぱいになりました。
【その女、ジルバ】
漫画が原作。脚本吉田紀子。面白かったのは初回だけでした。
感想を一言で言うと、「説教くさいドラマ」つまらない回はきちんと見ていなかったので細かく書けないのですが、ドラマのテーマとなるような苦言などは、脚本を書く時に一番考えるべき点で、どの状況で、どのメンバーがいる時に、誰に喋らせるか。そのどの役に喋らせるかが多々失敗しているのではないかと感じた。別の役が喋ったら説教臭くなくなることもある。原作読んでいないので問題がどこにあるのか…? 前クールでいいなと思った金井浩人がいい役で出ていたんだけど、次回に期待。
【ウチの娘は、彼氏ができない!】
なんだろう、このどーでもよさは…
企画の段階で決めたタイトルから確実に話がずれていっていますよね。そのせいか、全てが、「これ、面白くない?」っていうアイデアの羅列に感じられました。当初から全体像は考えられてはいないですよね。
こんな母娘がいて、母娘が最初同じ男を好きになって、それはやってみたら面白くないから、あっという間に終わらせて、どちらも2人以上の男に好かれて、ベタベタの母娘は実の親子ではなく、ついでに年の差のあるカップルを作り、東京のど真ん中の超高級マンションかと思いきや、下町感を出し、ラストは実の母親の話。そして実の父親と会い、関係性が生まれ、ああ、盛り込みすぎです。盛り込みすぎたからなのか、盛り込みすぎた割に、どーでもいい話になっているのは、全体のテンション(シリアス感と言ってもいい)の低さ。
ついでに番組冒頭で、主演の二人が番組のフリをやったり、浜辺美波が黒柳徹子を模して川上洋平の紹介をしたり、これも、「こんなことやったら面白くない?!」のノリから出たのだろうけれど、ドラマのレベルを落としていました。
全体に明るくて、苦もなく見られる娯楽テレビドラマという意味では悪くないのだけれど、役者がちょっとうるさくて、その力の入った役者が作り出す楽しそうな雰囲気が、なんか「みなさん、楽しくて良かったですねー」みたいな、外から見せられる疎外感を醸し出してしまっている。ドラマはもう少し観客を中に入れてあげて、一緒に「うーん、分かる分かる」って感じさせられた時に成功するものです。
番組始まった時に書きましたが、主演の菅野美穂と浜辺美波が戦っている感じ、これはずーっと続いていて、母娘の異常な仲の良さが、無理に作られたものにしか見えなかった。そして、誰もが(菅野美穂、沢村一樹、豊川悦司)自分の見せ場になるとめちゃくちゃ気合入って、芝居見せますよーみたいになっていて、これは演出が悪いの?それとも共演者の仲が悪い(競争心)の?
だから役者個々は悪くないです。
菅野美穂は彼女らしかったし、浜辺美波は、こんな役も出来ますよって可愛らしかった。沢村一樹は、ハンサムすぎて、下町の幼馴染にはもっといい配役があるはずだけど、彼はこの雰囲気もとても上手に演じる人です。今回久しぶりに合っている役で魅力的だった中村雅俊。最近よくテレビで姿を見るようになったら年齢のせいか上司とかの役が多いのですが、こんな役がこれからもあったらいいですね。そして誰より良かったのが、岡田健史。これまで見たどの役よりもハマっていて素敵な男の子のでした。
【知ってるワイフ】
すぐに韓国ドラマがベース?って分かる。こんなリアリティのない設定。
結婚がうまくいかないから過去に戻る? そんな安易なやり方でどんなドラマになるのかと思いきや、この剣崎って男は、反省ばかりし始める。最初の妻も次の妻も幸せに出来なかったのは自分のせいだと。そしてまた戻る。これって何? 視聴者に学ばせようっていう狙いなのかしらね。結婚がうまくいかない理由は、自分にある。みたいなこと。そして反省して学べば最後には幸せになれる? 感想は以上です。広瀬アリス可愛らしかったけどね。そういえば、銀行の窓口の女の子二人も可愛かった。つまり可愛い子ばかりの銀行でした。
【バイプレーヤーズ】
まだドラマ半ばですが、この先も変わらなそうなので、冬ドラマに入れちゃいました。
大量に著名な人が登場する、今までにないキャスティングで驚かされます。そうやってゲストのように登場する役者たちはみーんなとっても楽しんで、わかりやすい芝居をやって、感情をぶつけ合っている。これだけ分かりやすい役作りとか芝居で感情を出せるのは楽しいに違いありません。
ただ…、役者が楽しんでいたら見ている人が楽しめるわけではないし、真逆なこともよくあります。よく「やっている役者が楽しんでいなければ見ている人は楽しめないだろう!」なんていう演出家がいたけれど、私は全くそうは思わない。役者は楽しまなくたって、まず観客を楽しませることを考えるべき。これが私の考え。
【オー!マイ!ボス! 恋は別冊で】
唯一のラブストーリーでした。ラブストーリー好きの私が楽しみなドラマを見つけられなかったのは、ラブストーリーがこれしかなく、面白くなかったからです。
面白くもなければドキドキもない、そんなラブストーリーってないですよね。上白石萌音がラブストーリーに向かないのではないかと私は思うけれど、こういう普通の子が素敵な男子に好かれるのが今の若者には受けるのかしら?
玉森裕太って子犬系男子なんだ…これもどうも私には理解できない。綺麗な男の子です。
間宮祥太朗、なんかすっかり二枚目になってしまいましたね。
ユースケ・サンタマリアこういう優しい役やってください。
菜々緒、これほどまでに個性的で目立つ女子が、なんか小ざっぱり見えたりすることもあり、今回は素顔が色々見えた感じでした。
こうやって書いていても何が面白いのか分からない。
【ドリームチーム】
ここからNHKドラマ3発
うーん、つまらなかった。温泉行かなくていいです。全8話必要ですか? 途中困って埋めようとしていませんか?
確かに、専業主婦が離婚してキャリアのようになっていくのには時間経過がある。時間経過のための話は確かに必要。だけど、8話使ったからって、数年経ったという印象はなかったし、結局は無駄な出来事が増えただけのような気がする。2時間ドラマくらいでいいのではないかという内容。
【ここから今は倫理です】
山田裕貴の役作りも素敵だし、倫理を受ける生徒たちも地味に個性的。でも、話はかなり強烈でした。重く暗いテーマが多く、ちょっとドロドロしているところが苦手だけれど、ドラマとしてはありだと思う。池田優斗が今回2つのドラマで重要なキャストをやっていました。こっちの方が個性的だな。
【六畳間のピアノマン】
良かったです。特に最初の2話。全4話だったので、とっても楽しみに後半を見たけれど、後半は主演が変わって、ちょっと盛り込みすぎだったかなと感じさせられたが、そのどの話の主人公もきちんと繋がっているんですよね。細田善彦、初めて良いと思った。こうやってしょっちゅうテレビに登場してくる子ってきっととても魅力的な人なのだろうけれど、好き嫌いもあるし、合う役を演じないとその魅力に気づけないまま年月が過ぎてゆく~
【モコミ~彼女ちょっとヘンだけど】
とても良かったです。ストーリーも空気感も良かったけど、何より、お金なんかかけなくてもこんなに素敵なドラマが作れるのだということに拍手です。👏
橋部敦子オリジナル脚本でしょうか?
小芝風花は、これまで見たキャピキャピした役よりもずーっと良かった。可愛らしくてか弱くて守ってあげたい。心が優しいから壊れそうな感じがよく伝わってきました。それを守る形になっていた祖父役、橋爪功、いつもの感じではありますが、力が入っていなくてもこの強さって感じ。そしてボーイフレンドができるあたりから、先が楽しみになってきた。つまりある意味唯一先を楽しんだドラマでした。ボーイフレンドという新しい理解者ができることで、萌子美が美しく輝いていくことが予想できたので。
ちょっと気になったのは、兄、工藤阿須加と、母役富田靖子が壊れた時の芝居が極端すぎること。別のドラマでも見る、工藤阿須加の得意技みたいになっていたんだけど、あそこまで性格の裏側が出たら戻れないのではないか? 富田靖子は、壊れた時の芝居がやっぱりいつもの得意技で少々鼻につく。ラストの穏やかな母親になった時は悪くないのに。つまり少々パターン化しているのかもしれません。とにかくそこまで極端になってしまったのは…これは演出が悪いのでは?
【君と世界が終わる日に】
ラスト2回は素敵なドラマでした。が、全体に嘘ばかりなのが、私にはついていけないのです。同じようにゴーレムにやられたり、武器でやられたりしても、助かったり死んだりするのがドラマのご都合。主役は不死身なんですよね。ラスト2回のラブストーリーで十分だったので、映画にした方がいいのではないかと思いました。
このコロナ禍、これだけのエキストラを使っての撮影は本当に大変だっただろうと想像します。素晴らしいです。役者のメイクもテンションも問題ない。そして主演が美しすぎる。ゴーレムの醜さとの対比も素晴らしい。主演の二人にはゴーレムになって欲しくないものね。竹内涼真は、この路線で行くのでしょうか。良いと思います。頼りになる男らしい男なのに可愛いらしい。
【青のSP 学校内警察】
藤原竜也の警察官。真木よう子の教師は、良いと思いましたが、学校で起こる事件の数々は異常で、学校の先生も一部が異常。 結局愛する人を殺されたからという理由でSPになった嶋田隆平も異常な怒りに取り憑かれている。ここまでやらないとドラマにならないのか? これ、中学ですよね。中学で、これってありなの?
【レッドアイズ 監視捜査班】
そして同じく愛された人を殺されたことで復讐の鬼になっている男の話。
このドラマテンションだけはめちゃくちゃ高かった。でもやっぱり主役級は死なないというリアリティのなさと、起きる事件がサイテー。ここまでサイコな事件にしないと、もう刑事ドラマも作れなくなってきたのか? こういう残酷な気持ち悪いの嫌いなんで、できればやめて欲しい。シシド・カフカすっかり女優が板についてきました。芝居が丁寧。とても素敵なことだと思います。松村北斗、素敵な子。ゲストでは森田望智、良かった。
問題は、主演の松下奈緒です。美人なんだけど芝居ができない。こんな役だと本当に見ていて辛くなります。台詞をきちんと喋ることにエネルギー使ってしまっているのです。それでも空気感とかセリフの意図は掴んでいるのでセンスはあるのでしょう。喋り方を勉強したらいいのにと思います。歯切れは良くはないけど問題はないので。とりあえず、一節ごとに口を閉じるのを直さなければ。喋り終わった時の口の形のままでいいんです。口を閉じるということには、また別の意味が乗ってしまうので、意図的にしかセリフ終わりに口は閉じない。ここまで売れている女優だとそういった基本的なこと誰も言ってくれないのかなぁ?可哀想。
【天国と地獄 ~サイコな2人~】
こちらも殺人事件が残虐で嫌い。綾瀬はるか主演ドラマで楽しみだったのに、男と女が入れ替わるは、サイコだわ…げんなりしながら見始めたのだけれど、素晴らしいドラマでした。
最近、1クールでも持たなくて、途中に無駄な出来事(旅行とか)入れるドラマが多いのに、久々に1クール中、段々面白くなっていきました。
入れ替わっている時、高橋一生の顔で綾瀬はるかが心の声を出すことはあってもその逆はなかった。正しいバランスでした。その後どうなるのかと思いきや、段々、日高が実は良い人になっていき、入れ替わった2人で事件を解決していく流れ、そして適度なタイミングで戻る。元に戻ってからの日高(高橋一生)はとても素敵でした。
2話のラストでしたか、後輩の八巻がインタホーン越しに、望月にしか分からない質問をし続けるシーン泣けました。溝端淳平、久々にぴったりの役所でした。この役は他にできる人が見当たらない。それほど彼でなければならない役がある素敵な役者です。その後、渡辺陸にも簡単に入れ替わりを信じてもらえるという、普通のドラマとはちょっと違った流れで、うまく事件解決に持っていったと思います。最近には珍しく、次回早く見たくなるような終わり方をした回が何度かあった。かなり込み入った話をとてもうまくまとめたと思います。脚本素晴らしいです。森下佳子
【俺の家の話】
なんだから汚らしい感じの長瀬智也、そして脚本宮藤官九郎。これだけで私の嫌いなドラマを予想させます。好きじゃないんです、人の汚らしさを前面に出しているドラマ。でも宮藤官九郎はすごいと思っているので見ます。
久しぶりに見た長瀬智也は、めちゃくちゃデカくて、プロレスラーにぴったりでした。プロレスラーが能楽師。すごい設定です。発想がとても面白い。周りもプロレスラーと能楽師たちなのでめちゃくちゃ濃いのに、長瀬智也は誰にも負けないほど濃い。すごい存在感でした。役作り、その居方、全て素晴らしく度肝を抜かれました。そういえばTOKIOが若い時、一番好きだったのが長瀬だったのだなぁと思い出しながら、久々に素敵なところを発見させてもらいました。長瀬の衣装がNFLなのも嬉しかったです。レイダースと49nersが多かったような。ドラマは内容も厚みがあり面白い。のだけれど、来週のドラマが楽しみになることは決してない! 次を見たい!もう一度見たい!なあんてことは絶対にない。そんなドラマでした。
【監察医 朝顔】
続編で、最初のドラマを凌駕した珍しいドラマになりました。それも今回は、コロナの影響もあるのでしょう、突然の2クール、ですよね。
2クール目に入ると、突然、夫は長野へ、父親は岩手へ行き別居になった。そして前半、杉本哲太が消え、1クールの終わりで山口智子が消えた。これらは役者のスケジュールの都合でしょうか? その穴埋めのようにともさかりえや牛島翔真が加わった。その全てを素晴らしく埋め合わせた脚本家に拍手です。素晴らしいまとめ方でした。数年前にあったドラマの続編とは思えません。監察医としての事件を解決していくドラマだけではなく、根底に東日本大震災があり、実際の震災から10年目の3月にこのドラマは終わりを迎えた。コロナが影響したと思うし、実際コロナ陽性になったという役者もいたのに、それを感じさせないでドラマを2クール作りあげたスタッフに拍手です。裏方さんの努力(特に脚本家と制作)いかばかりかと思います。
法医学教室のメンバーは前回よりもチームワークよくリアリティもありました。
前回から気になっていたなんだか弱っちい刑事グループは、以前よりも存在感を増していましたが、どうも頼りない。いつも格好いい刑事ばかりドラマで見過ぎているからでしょうか?
柄本明と時任三郎が、年配として素晴らしい芝居を肩の力を抜いて演じられていた。すばらしかったです。
そして主演の上野樹里のぞんざいな感じがやはり素晴らしい。家族に対してのぞんざいさ、リアリティありました。監察医の時は、いつも裏側に何かを持っている。これがとても大切で芝居の奥行きを感じさせる。
つぐみ役の子役、加藤柚凪、すごいです。全て芝居に見えません。たまたまこんな大きな役に抜擢されたけれど、前回の【朝顔】以来見ていないの、これだけで消えてしまうのではないかと心配しています。それほど普通の子がテレビに出ている感じがすごいです。
2クールあっても飽きないドラマが作れるんですね。それも残虐な、サイコのような事件ではなく。震災や人の死という重い内容を絶えず持ちながら、アットホームで優しいドラマです。