一昨日の夜、福島宮城沖を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生した。
私の家でも微妙に揺れた(私は寝ていて気づかなかった)
次の朝、ニュースをチェックして、震源地が福島県沖と聞いた時は身震いがした。
けれど、今回の被害者は、現在のところ、怪我人が100名強。
10年前の再来かと、身を震わせた方は多いと思う。
被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
2011年の東日本大震災では、18000人以上の方が亡くなった。
あの災害は強烈で、私もそれを期に、暮らしぶりを大きく変えた一人である。
今回の地震で改めて気付かされたが、
あの東日本大震災の被害は、大津波と福島第一原発の事故によって甚大になったのだ。
地震だけならば、あれほどの犠牲者が出なくて済んだ。
土砂崩れ、川の氾濫、津波…
自然との戦いは昔からずっと続いている。
私たちは、自然と共存するために多くの経験を糧にしていかなければ安心して暮らしていけないのだと感じる。
問題は、人災の方である。
10年前、あれほどの原発事故を起こしながら、
時の民主党政権が、すべての原子力発電所を停止したにもかかわらず、
すでに多くの原発が再稼働している。
相変わらず、まるで原発の電気が安いかのように信じている人もいる。
日本国民の半数以上が、反対している原発が未だに止まらない。
今も福島第一原発では、廃炉作業が続いている。
遅々と進んでいる。
廃炉を完了するのは、今それに携わっている人たちみんなが亡くなったあと、将来の話だ。
どこが安い電力なのだ?
それだけでも、高価なことは誰にでも分かる。
この地域は、これからも大きな余震が起きやすい地らしい。
いや、ここだけではなく、日本全国ほとんどの場所が、大地震の可能性を持っている。
この地震大国に、原発はそぐわない。
一部の原発村と呼ばれる人々のためにこれからも動き続けるのか。
東北の方々は、この十年間復興に向けて着実に頑張ってこられた。
それを応援した多くの人々。
それなのに、10年経って、余震なんてものが起きるなんて、
それもこんなに大きな。
ただただ驚きとショックだった。