ここ数日やけにキセキレイがうるさいので、まさかと探してみたら、

北側の昨年まで巣作りしていた薪棚に、キセキレイの雛を発見しました!

通常5月に巣作りをして巣立っていくのに、なんでこんな季節?

 

今年も5月にひと家族(確認した雛は3羽)巣立って行きました。

雛が巣立つと数日(一週間くらい)は、毎日庭に来て餌をついばんだり遊んだりしているのだけれど、

その後、姿は見えなくなり、

次の年の同じ時期になるとやってくる。

 

それなのに、それなのに。

 

今回は、北側の薪棚の裏に巣を作っていたので、表から全く分からない分、

目線の高さにあり、裏に回るとかなり観察しやすい場所。

ということで、毎朝(キセキレイには迷惑な話だが)挨拶に行く。

そして間近で写真も撮れる。

 

黄色いものも見えるので、もう巣立つのは間近だと思われる。

 

家の北側の窓を開けていると、しょっちゅうキセキレイの親たちの泣き声が聞こえる。

そこにはあるルールがあり、段々に聴き慣れていく。

ある一定の泣き声の後、雛たちの大騒ぎ「ピーピーピーピー」

親が餌を咥えてやってくると雛たちは大騒ぎする。

声が聞こえ、窓から外を覗くと、親が頭を巣の中に入れている。

そして、しばらくすると、巣箱が分からないように少し回り道をして出ていく。

巣に入る回り道も、巣から出る回り道もそれなりにルールがある。

巣が敵に見つからないように色々な努力をしているのが観察できる。

 

私が一番気に入っている形はこれ。

5羽がお供え餅のように積み重なっていて、全部の顔が見える。

私が覗くと、近くで見守っている親が泣いて危険を知らせる。

だから私が来た時には、こうして身動き1つしない。

こうしていれば誰も気づかないと思っている。

私がいなくなった後は、きっと

「ほおら、気づかれなかった」と思っているに違いない。

 

とにかく元気で巣立って行ってもらいたい。

巣立った後にたくさんの天敵がいるのだけれど、

負けずに一羽でも多く生き残って、

来年また巣作りにやって来てね。