政治を見ていると、外交って難しいんだなと感じる。

というよりも、

外交下手だなと思う。

 

日韓の問題は、ただ横に置かれただけだ。

多分、他に大きな問題が出てきているから。

 

人と人が理解し合うために必要なのは、多くの時間を共有すること。

一緒にいることだ。

同じ言葉を喋り、一緒に活動し、多くの時間を一緒に過ごすことで理解しあえることはたくさんあると思う。

 

2001年ニューヨーク同時多発テロの後、

アメリカはイラクとアフガニスタンを攻撃した。タリバンがいると言うだけの理由で。

それまでも戦争続きで、国土に多くの地雷が埋められ、

世界で最も貧しい国の1つに挙げられていたアフガニスタンにまた戦火が上がった。

正直、許せなかった。

 

その後、私はアフガニスタンについて色々調べ、勉強し、

2004年10月に『ジャングルジム タンク』とうアフガニスタンを舞台にした芝居を書いて上演した。

座☆スティング ACT17 である。

60余りの役を20名余りの役者で演じ分けると言う、

私にとっては2作目のシリアスもの、そして大掛かりな芝居だった。

その芝居の登場人物の一人のモデルが、中村哲さんだった。

だから、当然、中村哲さんの活動ぶりは注視していた。

 

彼の訃報は、本当にショックだった…。

これまで彼が築き上げてきたアフガニスタンにおける、彼の、そして日本人の信頼は素晴らしいものがある。

が、彼の死によって、それが薄まっていくことが、恐ろしい。

あの湾岸戦争の時だって、その後、中東と何か問題が起きるたびに、

その間に立って外交しているのは、日本の霞ヶ関にいる人たちよりもはるかに

日本のNGOの人たちなのだ。

 

アフガニスタンに興味を持った私は、あの美しい国を是非訪ねてみたいと思っているけれど、

それは生きている間には叶わないだろうとも思っている。

 

大切な方が亡くなるたびに、心が痛む。

もっと長生きして、活躍して欲しい人ほど、死んでいくように感じられてならない今日この頃である。