スポーツ観戦は何と言っても応援するチームがいればその楽しさは倍増する。
だから国際大会は盛り上がる。
Vリーグはテレビで見られる限りその中継を見てきたが、
毎年のように好きなチームが変わり、とりたててどこのファンでもなかった。
今年は、大注目の関選手が入って、
ルーキーながら初戦からレギューラーでずーっと出場していたことから、
なんとなく東レアローズ側に立って試合を見てきた。
そもそも関選手は、千葉県立柏井高校時代に春高バレーで見て好きになった。
これほどミドルブロッカーを多用するセッターを見たことがなかった。
全日本でももっとミドルブロッカーを使えばいいのに、
ラリーの中でミドルブロッカーを使うことはできないの?とずっと感じていたのに、
春高で、関選手は、半端なくミドルブロッカーを使っていた。
そして東レに入ってからも、同じようにミドルブロッカーを使い、
先輩の井上、大野両選手が、今までになく生き生きとプレーするようになっていた。
アタッカーを生かすのはセッターの仕事だから、彼女はルーキーでありながらその仕事をしっかりとやっている。
ミドルブロッカーを使うことで、2人のエースアタッカーは楽になる。
そうやって東レは非常にいいバランスを着々と作り上げてきた。
当初は、両サイドに伸びるトスがイマイチと感じたこともあったけど(素人目にも)
このシーズン中に、関選手は確実に力をつけた。
他のチームよりも、圧倒的に若い選手が多い。
3年目の中田、2年目の黒後、小川、内定選手の水杉
関選手は、来年2年目にして、きっとセッターなりのリーダーシップを発揮してくれることと思う。
若い選手が多いということもあり、シーズン中に着々と実力とチーム力を作り上げてきた東レアローズは、予選リーグ4位という最下位で通過して、なんとなんとファイナルエイトを勝ち抜き、ファイナルスリーに残った。
最下位でもファイナルに残れることを証明したことは、Vリーグ的にもとても価値のあることだと思う。
その最後の試合は、JTがミハイロビッチ選手を休ませたとはいえ、ファイナルスリーで直接対決するJTを破った。
そして、この土日、ファイナルスリー。
初戦は勝てる試合を落とした。でもすごくいい試合だった。
実力的には、JTの方が上に見える。
アタッカーもJTはバランスよく優れているし、レシーブがとても上手い。
東レはレシーブがイマイチで、関選手はトスを上げるためにコート中を走り回っている感じがある。つまりコートの中で、昨日もバタバタとしていた。
それでも勝てたのはチーム力。
若い力が集結すれば、力のあるJTに勝てることを証明してしまった。
JTよりも明らかに優れていたのは、チームワークだった。
このシーズン、ずっと関選手に注目していたので、
なんとなく東レ側に立って試合を見ていた。
そして気づいたら、東レのファンになっていて、
ファイナルスリーは、テレビの前で応援しまくった。
そして最後の試合でも勝ってくれて、それはそれは幸せだった。
スポーツ観戦の楽しさはここにある。
ファイナルスリーで素晴らしい試合を見せてくれたJTと東レだけれど、
観客席のガラガラぶりはとても気になる。
裏を返せば、来週から始まるファイナルのチケットも今から手に入るってこと?
と勢いで、ファイナルの最後の試合(東京)のチケット買っちゃいました!
東レはファイナルであの絶対王者、久光と戦う。
2試合あるけど、勝敗が決まるのは最終日
だから、この日は、発声練習して、東レの応援のために準備する。
バレーボールの試合を見に行くのは、2011年の世界バレー以来。
あの時は、日本が数年ぶりに銅メダルを獲得した大会で、
大好きな竹下選手目当てで応援に行って、
見に行った試合は日本が韓国に勝利した。
今回も私が応援に行くから、きっと東レは勝つ!
と単純に思える自分の性格が結構好きです。
今年、下北沢成徳から、石川選手始め3人が入ったと聞く。
これから関選手、黒後選手、石川選手を中心に、
リベロの水杉選手、小川選手、中田選手と若手中心のこのチームは、
確実に力をつけていく。
つまりこれから数年間は、私はVリーグをとっても楽しめそうなのだ。
スポーツ好きとしてこれほど幸せなことはない。
その幸せ気分で、ここまで一気にブログも書きました。
ファイナルもきっといい試合になると思うから、
DAZNででも見てね!