2018年4月~6月のドラマを振り返って

 

今回は、面白いドラマがなく、けっこう辛い思いをして頑張って見たドラマが多く、えー、アカデミー賞も対象作品なしだったりします…がっかりでした。次回7月からに期待しています。

 

候補作品(つまり私がチェックしたドラマ)は下記の  作品15作品

【コンフィデンスマンJP:シグナル:花のち晴れー花男:正義のセ:警視庁・捜査一課長シーズン3:未解決の女 警視庁文書捜査官:モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー:あなたには帰る家がある:家政夫のミタゾノ:やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる:M issデビル人事の悪魔・椿真子:おっさんずラブ:ブラックペアン:崖っぷちホテル!:いつまでも白い羽根】

 

STING’S アカデミー賞

 

作品賞 対象作品なし (どの作品もたった10回前後のドラマなのに、つまらない回、無駄な回が間に挟まり、完成度が低かったです)(次点:「モンテ・クリスト伯」「正義のセ」「おっさんずラブ」)

主演女優賞 杉咲花(花のち晴れ~花男)

主演男優賞 田中圭(おっさんずラブ)

助演女優賞 森七菜(やけに弁の立つ弁護士が学校で吠える) (次点:浜辺美波、広瀬アリサ)

助演男優賞 北村一輝(シグナル)

脚本賞 大島里美(あなたには帰る家がある)

ストーリー賞 対象作品なし

音響効果賞 耳に残るいい曲たくさんあったのに、ダメだ、また記憶にない…反省…

 

 

作品ごとに一言(敬称略)

 

「コンフィデンスマンJP」

 役者が楽しそうに演じていました。一応、STINGですので、この手のドラマにはうるさいです。初回にSTINGのどんでん返しをそのまま使っていましたものね。内容的には、あまりに規模が大きく、それをあっさり短い時間でやってしまうので、軽く見えてしまう。一つのことを勉強して詐欺を働くためには、多分、一つの件に数年かかっているはずなのですが…それをドラマだからいいと言ってしまうか?軽く感じられるか? 役者さんは、楽しそうに、美しく、おしゃれに、演じていて良かったですが、三人でこれほどの詐欺をやることは不可能なので、もう少し中心人物がいても良かったですよね。途中で山田孝之が登場したときは、このままレギュラーで詐欺師仲間を演じてくれるのだと期待したのですが。

 

「シグナル」

 リアリティがなさ過ぎです。過去の人と通信できるのはいいけど、それで過去が変わってしまう。そして変わった過去に気づくのは、三枝だけというのが、どうもいただけません。役者は良かったです。芝居できない吉瀬道子もこういう役合ってるし、これならこなせている。久しぶりにとっても良かったのは、北村一輝。そもそも演技派だと思うけど、あまり魅力的な役をやらせてもらっていないのではないかと。今回は、濃い芝居+人情味があって、魅力的な人物に仕上がっていました。

 

「花のち晴れ~花男」

 単純なラブストーリーは、役者の魅力にかかっていると言っても過言ではありません。主演杉咲花は、とても魅力的な女優で今後に期待しています。馳天馬というのは、言って見れば白馬の王子さま。全ての女の子が、大人になったら迎えにきてくれると思っている王子様。それに対して、気軽な身近な友達神楽木晴。音がこっちに行くことが最初から分かってしまうことが残念。やっぱり白馬の王子さまと幸せになって欲しかった。前半は、つまらない学園ドラマでしたが、後半は魅力的な三人+αのラブストーリーに仕上がってしました。

 

「正義のセ」

なんか、前回の吉高由里子主演ドラマと同じような雰囲気になりそうであまり期待していなかったけれど、内容は、検事が事件を扱うというシリアスなものだったので、かなり楽しめました。一番無難に楽しめたな。竹村家の家族が素晴らしかった。デビューした頃は魅力的だった三浦翔平。上司の役をやると演技力のなさが目についてしまうけど、形を捉えることはうまくなっていますよね。広瀬アリス、素敵な女優さんです。

 

「モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー」

 ディーン・フジオカ主演のドラマは、以前すっごくつまらないものを見てしまったので、見たくなく、一話だけのつもりが、一話があまりにも素晴らしく、ある意味一番楽しみなドラマになりました。でも二話からガタッと落ちました。原作ものだから仕方ない部分はあるけど、モンテ・クリスト伯が、柴門暖だと周囲の人たちがわからないはずがないので、そこがきつい! ただ、後半になって復讐劇だけではなく、いろいろな人間関係、入間家の殺人や、神楽留美と息子のドラマが加わり、非常に混みいった内容の濃いドラマになり、とても楽しめました。山本美月、可愛くて好きなんですけど、衣装ひどかったです。

 

「あなたには帰る家がある」

 脚本、大島里美。女性から見た男と女の関係を非常に良く捉え、非常に魅力的なセリフでやりとりさせてくれましたし、それを演者がきっちりと表現していた。玉木宏だけ、そんなコメディに持って行っていいの?という気はしましたが、中谷美紀と木村多江は、とっても綺麗で、対照的な女像をきっちりと見せてくれたので、ドラマを見ていた女性は、きっとみんなどちらかの方向から楽しんで見たに違いありません。

 

「いつまでも白い羽根」

 面白くはなかったですけど、非常に内容のあるセリフを時々吐くドラマで、原作なのか脚本家の力なのか分かりませんが、いいセリフが多々ありました。ただキャスティングは力がないのか?お金がないのか?イマイチでした。主演の看護士候補の生徒たちはよかったけど、例えば、先輩看護士や学校の先生(先輩看護士?)たちが、なんでそんなに上からまっすぐ怒るの?っていうレベルの低い芝居をする役者がいたり、恋愛対象になる男性役者がドキドキするほど魅力はなかったり…。通常、上に立つ者は、あの様な怒り方はしないものです。普通でないという役柄にも見えなかったので。

 とってもとっても気になったのは、生徒たちの更衣室に、いつも下着姿のエキストラが一人入っていること。ちょっと異常です。そういう目的のドラマ? もう一つは、ラスト校長(加藤雅也)が田舎に行って正しい医療をやっていくと言っているのに、一緒についていく遠野(さとうほなみ)が何故、看護士の試験を受けないのか?当然看護士になってついていくべきだと思うけど。そしてこの二人を何故ラスト交通事故で殺したのか? 理に適わず全く疑問です。

 

「未解決の女 警視庁文書捜査官」

 脚本 大森美香だし、キャストも魅力的な人が入っているのに、なんで面白くないんだろう? 一つは、くだらないギャグを入れ過ぎ。特に沢村一樹の役が酷かったですね。出世ばかりを目論む刑事という役所はいいけど、どうしてそれをああもコメディタッチで表現しているのか?好きな役者さんなので残念でした。つまらないギャクを入れるこういったドラマでよく起こっていることは、主演の若手役者(今回は波瑠)がもっとも自然に演技をしていてよく見えること。今回は、かなり熱い役で、少々無駄な芝居はあるものの、彼女の芝居にはリアリティがあるのに対し、上記の古賀や第3強行犯捜査の刑事たちがふざけているのは全くリアリティが感じられない。これは演出の指示なのでしょうか? 脚本がしっかりしているので、それなりには仕上がっていますが、もっと面白くなったでしょうに。鈴木京香演じる刑事が文字にうるさい人物で、時々間違った日本語を使うと正すのですが、それはもっとたくさん見たかったです。

 

「おっさんずラブ」

 最近同性愛者の登場するドラマが多くなり、ここまで増やすことが必要なのかと思う私です。とりあえず好きではないので、これも1話で終わりにするつもりが、あまりに面白く見ることにしました。小劇場の時大好きだった吉田鋼太郎が、テレビで売れてからはあまりいいことがなく、ちょっと芝居がうるさいかな?と感じることも多かったのですが、今回は、しっかりはまり役で、彼の魅力全開でした。ここまでしっかりコメディにしてくれると悲しさも伝わっってきます。素晴らしい! そしてこれまで取り立てていいと思ったことがない田中圭の素晴らしさが初めて分かりました。いやぁ、あれほど顔が柔らかく崩れるのも凄い! 男に迫られて困る彼のリアクションでこのドラマはもっていたのです。脚本 徳尾浩司 素晴らしいです。

 一つ言わせてもらうと、内田理央の衣装が…どうなんだろう?って。取り立てて綺麗でもスタイルが良くもない、でも今回の役素敵でしたのに、衣装が…。

 

「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」

 神木隆之介主演ドラマを作ったという感じで、可もなく不可もなく。他の役者はどーでも良かった。でも、難しいテーマなので、ラスト少し問題に切り込んでくれたことが嬉しかったです。5話のゲスト、自殺未遂する生徒役の森七菜が病院で素晴らしい芝居していました。ほとんどセリフのないシーンでいい目をしていた。彼女の芝居を見られたことだけが満足。

 

「家政夫のミタゾノ」

 どうにもつまらなくて一話さえ見終えることはできませんでした。

 

「警視庁・捜査一課長シーズン3」

 同じく一話さえ見終えませんでした。どうしてあんなくだらないギャクを入れまくるのでしょうか?ちゃんとした刑事ドラマにすればいいのに

 

「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」

 辛かったです。佐藤勝利、そんな形だけの芝居してどうするんでしょうか? 若いのに主演をやるような人気の子は、周りが演技指導してくれなくなると思うので、このままでは成長が望めず残念です。

 

「ブラックペアン」

 辛かったです。リアリティがなさすぎる。主演が二宮和也、内野聖陽で、他も豪華キャストですっごく期待していただけに本当に残念でした。最終回で一応、全ての謎が解けるように仕組まれて入るのだけれど、それにしても神のような腕をもつ外科医が、どうしてわざわざ他の外科医の手術の失敗を待ってから手術をやるのかが、一話から無理でした。竹内涼真はとっても頑張っていたけど、そもそもこの役に(このキャストのバランスで)合っていないです。

 

「崖っぷちホテル!」

 辛かったです。シチュエーションコメディの作りは私の好きなジャンルなのですが、そのためには、中心人物つまりホテルの従業員が全て個性的で魅力的でなければ話が進まない。そんな奴いないだろう的な人物ばかりで…無理です。フロント担当は、あり得ないし、バーで飲んだくれてるスタッフもあり得ない。突然、現れる従業員とかいらないですよね。調理部の二人は、役者の力なのか、少しのリアリティを持たせてくれていました。浜辺美波のあの嘘っぽい明るさでリアリティを持たせているのは凄いです。

 

7月からのドラマは期待できそう。私の場合、脚本家とメインの役者さんで80%持っていきますので、楽しみなドラマがいくつかあります。竹野内豊と綾瀬はるか、山崎賢人と上野樹里 期待しています。