2018年1月~3月のドラマを振り返って

 

今回は、粒ぞろいでとっても楽しめました。お陰で全てを見るのに時間がかかりましたが、今振り返って私の勝手なSTING’Sアカデミー賞を発表いたします!!

 

候補作(つまり私がチェックしたドラマ)は下記の14作品

【 海月姫:FINAL CUT:きみが心に棲みついた:anone:BG~身辺警護人~:隣の家族は青く見える:リピート~運命を変える10か月~:アンナチュラル:ホリデイラブ:もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~:明日の君がもっと好き:99.9-刑事専門弁護士-SEASON Ⅱ:トドメの接吻:家族の旅路 】

(この中で「家族の旅路」はまだ一話からビデオの中にあり見ておりません。一話をチェックしてあまりに辛くて(面白くない以下)見るのを辞めたのは、「海月姫」「もみ消して冬」の2作品)残りの11作品を拝見して、今回の傾向は、ラブストーリーが多かったこと。そう、私が楽しめたのはこれが一番の理由ですね。ホモセクシュアルなど性的マイノリティの役が多く見られたこと。母親との確執、親の虐待などにより性格破綻している人格も多く見られたこと。これは近年の傾向で、例えばアメリカのドラマを見ると以前人種差別をなくすために同僚はいつも白人、黒人、アジア人が混ざっているようになったのと同じようにホモセクシュアルの人たちが登場する。でも今回のドラマを見ている限りでは、そのパーセンテージは少し高すぎるようにも感じる。親との確執はドラマとして重要な要素になるのでいいけれど、それによってあまりにも性格破綻しているのは、やはりちょっとやり過ぎの感がある(「明日の君がもっと好き」城崎遥飛役)

 

では、早速 STING’S アカデミー賞の発表です!!  (自分勝手に楽しめる時間)

 

♬パンパカパーン♬

 

作品賞    「アンナチュラル」    (次点:「ホリデイラブ」「隣の家族は青く見える」)

主演女優賞    石原さとみ(アンナチュラル)    (次点:深田恭子)

主演男優賞    松山ケンイチ(隣の家族は青く見える)    (次点:市原隼人 山崎賢人)

助演女優賞    松本まりか(ホリデイラブ)    (次点:門脇麦 島崎遥香)

助演男優賞    井浦新    (アンナチュラル)    (次点:ムロツヨシ 平岡祐太)

脚本賞     野木亜紀子(アンナチュラル) (次点:中谷まゆみ(隣の家族は青く見える) 

ストーリー賞(アイデア)    「トドメの接吻」

音響効果賞(音楽賞)    二つくらいドラマの曲が頭の中で流れているのですが、ごめんなさい、どのドラマなのか分かりません。今度からは意識的にチェックしていかないと。

監督賞 は、とりあえずやりません。テレビドラマを見て、これは監督の力だな!と判断することが私にはほとんど出来ていないからです。

 

作品ごとに一言(あるいは数事)(敬称略)

 

「アンナチュラル」

 石原さとみはすごい女優です。どんな役でも目が離せない魅力的な役にしてしまう。テレビドラマは脚本の力が大きいけれど、彼女にかかるとどんな作品でも自分の役だけは魅力的にしてしまうかと感じさせる。このところの彼女の主演ドラマはどれもこれも彼女から目が離せない。こういう人を本当にすごい女優と呼ぶべきなのだとわたしは思う。井浦新は、初めていいと思ったので、助演男優賞です。こういう役いいと思います。大好きな大倉孝二さん(うっかり好きな人には敬称つけちゃう…)いつになく地味にまとめていましたが、もっとやりたいが滲み出ています。でも、コメディにしてしまってもしっかりリアリティがあります。薬師丸ひろ子さん(ダメだ、いつもそう呼んでるからうっかり敬称つけちゃう。でもつけない方向です)いい感じのお母さんでしたね。本当の母親ではない微妙な母親ですが、こんな関係が持てたら素敵だと感じさせる母娘。このドラマが作品賞に選ばれたのは、すべて石原さとみの力です。彼女演じる三澄ミコトが久部六郎(窪田正孝)と閉じ込められた冷凍車ごと湖に沈んだ回は、圧巻でした!!一生忘れられないシーン。

 

 「ホリデイラブ」

 面白かったです。深夜ドラマだし、それほど期待していなくて楽しめると評価はうなぎ上りです。役者が良かったですね。高森夫婦は、勿論安定して良かったのですが、助演の松本まりかは後半に仲里依紗を食ってしまった。最初見た時、(なんだ?この色っぽい女は)その後、(なんだこの分かりやすい悪女は?)そして最後は、ちょっと精神をきたしたような感じで車に跳ねられておわる。死ななかったみたいだけど登場しない形で終わり。これしかあの悪女を終わらせる方法はなかったのだと思う。松本まりかは、そのラストシーンで、純粋に高森純平を好きになってしまったがゆえに、これまでの恐ろしい行動があったのだと全てを正当化してしまった。あの色気といい、凄い!の一言です。助演で平岡祐太が大して面白くない役で魅力的に居てくれました。恐ろしい展開のドラマの中で、心休まる存在でいてくれたことに度々救われました。でもこのドラマに出た男優はちょっと美しすぎませんか?高森純平の現場の社員たち、ハンサム過ぎです。

 

 「隣の家族は青く見える」

 松山ケンイチと深田恭子演じる五十嵐夫婦がとても美しく素晴らしかったし、セリフも良かった。が、他の役者が魅力的でなく、主に4夫婦(と言っておきます)8人がメインなのだけど、その半分が魅力的ではなく、キャストに不満。

 松山ケンイチ演じる五十嵐大器のような人と結婚すれば女性はみんな幸せになれる。と感じました。若い女性たちには、ぜひ、このような男を見つけて欲しいと、見分けて欲しいと思います。私にもこんな男性を好きになる才能が若い頃にあったらなぁ。でもやっぱり深キョンみたいに美しくないと無理なのかなぁ? 

 不妊治療を進めて行くという微妙な話の流れで、どこまで不妊治療をやるのか、成功させるのか?ストーリー展開、そのための言葉の選び方、難しいテーマだったと思いますが、脚本、無難に良かったし、いいセリフもありました。

 メインではないキャストでは、高畠淳子さんがまあ楽しそうに自分の役を演じてらっしゃいました。こんな肝っ玉母さんみたいな義母、そして気遣いも見えて可愛いところもあるこんな義母がいたらいいなと女性たちは思ったに違いありません。五十嵐奈々の母親役の原日出子さんも深田恭子さんの母親として合っていたと思います。雰囲気似ていますよね。

 

 「FINAL CUT」

 この復讐劇はちょっと無理があるかな? テレビ局の一人一人に対して一つずつの復讐劇をやるのも面白みに欠けるし、内容が無理。小河原姉妹の両方と亀梨和也演じる中村慶介が付き合っている所までは面白かったんだけど。

 

 「きみが心に棲みついた」

 辛かったです。ホント見たくないのに、どうしてラストまで到達できたんだろう?って感じです。桐谷健太、格好よかったし、ムロツヨシ、相変わらずクレイジーに面白かった。今気づいたけど、ムロツヨシは、私の好きな大倉孝二さんと同じジャンルですね。どんな役にもどんなセリフにも面白いを加えずにいられないのだと思う。かなり無理して面白いを入れてしまうのだけど、でもきちんと成立させている。素晴らしい!

 

 「BG~身辺警護人~」

 TVドラマとしては、重くなく、軽くなく、時に感動があり、ちょうどいいのかもしれません。私の感想も「それなりに楽しめました」です。

 一つだけこのドラマにおける発見。これまでヒロインというのは、主演男優に対して、どんどん若くなっていくという傾向があります。木村拓哉にしても、これまで彼が主演したドラマの相手役の女優は、どんどんどんどん若くなって行ったのです。ところが!今回、彼よりも年上の人がヒロインという、珍しいパターンが登場。これは今までのドラマ製作においては異常なことです。男はどんどん年取っていくのに、その奥さん役の女優はどんどん若くなっていくという、今まで当たり前だったことが本当は異常だったんですけどね。

 石田ゆり子という綺麗な女優は、綺麗で普通に芝居する人だったのですが、上手くなりましたね。雰囲気を捉えるのがうまいのだと思います。歳をとって正しい存在の仕方をするので、相変わらずセリフ力がなくても気にならない。そして未だ美しい。

 

 「リピート~運命を変える10か月~」

 アイデアだけのドラマでした。役者も魅力ない。

綺麗なだけではなく、実力のある女優、安達祐実が出演するのはちょっと勿体無いし、もっといい作品にたくさん出てもらいたい女優です。脇役で島崎遥香という若手がものすごい嫌なやつを好演していました。

 

 「明日の君がもっと好き」

 これはちょっと微妙な作品でした。問題のある人物がたくさん登場して、社会的テーマ満載。ちょっと問題を盛り込みすぎという感じですが、一応まとまっているのでいいか。いや、それにしても問題だらけですね。 そんな中、市原隼人演じる松尾亮という男が、最近は存在しない言葉の少ない日本男児で、柳葉敏郎演じる丹野文彦が昭和の男で、ここら辺の存在が、現代の問題を抱えた周りの老若男女たちを落ち着かせてくれていたのかもしれません。その昭和の香りが安心材料でした。そしてすごく面白かったわけでもなく、最初は、ちょっと重い印象もあり、それでも見続けている中で、どうしたんだろう?っていうくらい何回か号泣させられました。こういうドラマもあった方がいい。役者は人間を演じるのが仕事なのだから、その演じる役の重い部分を持って演じてくれることで、見ている観客に直接的なセリフ以上のものを伝えてくれます。

 

 「99.9-刑事専門弁護士-SEASON Ⅱ」

 いいのではないでしょうか? 前回よりもさらに遊びの部分が増え、遊びまくっていましたが、内容は一応シリアスな冤罪事件を解決していく話なので。テレビドラマとして楽に見られる弁護士ドラマ。ストーリーも基本的に一回簡潔なので、視聴率も取れそうですね。私としては、榮倉奈々ではなくなったキャスティング(事務職のキャストも変更されました)がちょっと納得いかない。前回好評だった番組のパート2ですから同じキャストでやっていただきたい。っていうか、榮倉奈々好きだし、事務職は、なんか著名人入ってきました的で嫌なのです。

 

 「トドメの接吻」

 リピートのようなタイムトラベルドラマかと最初がっかりしました。何回も1週間戻ってやり直すなんて、やりたくもないし、見たくもない。山崎賢人演じる堂島旺太郎が、チャライどうしようもない男だから成立している話というだけ。ところが、後半になってかなりのラブストーリーになってきたから私にはたまりません。そう、私はラブストーリーが大好き。っていうか、ドラマには「愛」がないとね。旺太郎が、最後にやっとお金よりも大切な愛を見つけて、現実で得た富を捨てて、愛する女に会いたい一心で三ヶ月前に戻るんだけど、その後の終わり方は好きではないです。ハッピーエンドが好みだったのかなぁ? どちらにしても戻って、宰子と再会、そのシーンを楽しみにラストを迎えたのに、イマイチ感動させてくれませんでした。

 山崎賢人を見るのはまだ4役かと思うのですが、思ったより芝居、いいですね。今後大物になりそうな役者なので、芝居も良くて、良かったです。

 さて、このドラマには注目上昇中の役者が他にも出ていました。

 まず若手女優で一押しの新木優子。「ティファニーで…」で初めて見て、素敵な子だと感じ、それ以降、追いかけています。結構急成長でいい役を掴んできましたが、今回は、ちょっと足踏み状態。彼女のナチュラルな美しさが魅力なので、それを生かせる役を是非見たいですね。事務所に作品(役)を選ぶ力があるといいな。彼女の声は、常盤貴子に似ていて、そういえば口角が似ているなと。だからではないけれど、大女優になれる逸材だと思うので、今後の作品楽しみにしています。

 門脇麦ちゃんは、もっと前から注目していて、16歳くらいの時初めて見た時から、余計な芝居を一切しない子で、ついでに顔も取り立てて美人ではないので、出てくるかなぁ?と心配していたのだけど、最近順調なので、もっともっと重要な役者になりますね。彼女は作品を選ぶというよりもいろいろな役を演じてみればいいと思います。なんでも出来そうだし、彼女色にきちんと染めてくれます。思い出したから書いちゃうけど、福田麻由子という女優も余計な芝居をしない女の子で最初に見他時から注目しているんだけど、最近あまり大役で抜擢されていない感じがするのです。事務所の力も大きいですからね。(福田麻由子大活躍中だったらごめんなさい)

 男優では、菅田将暉。あんまり好きじゃないんだけど、今や若手で一番の演技派と言われている感じ? 確かに今回も遊びまくっていて余裕で芝居している感じだけど……だから好きじゃないのか。演技派と呼ばれる若い役者が、「僕は芝居上手いでしょう」が見えてしまうと、ダメなんです、私。彼の場合は、少し遊び過ぎ。自由にされ過ぎが見えています。もっと厳しい監督と仕事できるといいですね。 それと今回のように重要な役で、(特別出演)だったかな? 番組のトメに名前が出ているくせに(特別出演)この役は非常に重要で、彼くらいの若手役者がやるのなら、友情出演でも特別出演でもないでしょう。って思うのは、私くらいのものなのでしょうか?とにかく大物役者がほんのちょい役(1シーンとか)で出るときででもない限り、私は、後ろに(特別出演)とか(友情出演)と明記させる(事務所の仕事にしろ)役者は好きではないです。偉そう~。

 志尊淳 この子も、うっかりすると上手いでしょが近く見えそうで怖いのだけど、芝居を意図的にやっている子ですね。少し前、NHKの「女子的生活」で主演してからすっかり綺麗な顔が記憶に残ってしまった。それなのに、わざと(意図的な)芝居をするたいした若手男優です。

 

「anone」

 今回最も期待していたドラマなのに、アカデミー賞に何も上らなかったのは…何故なんだろう?書き出すと長くなります。短めに書きたいと思います。

 「Mother」 「Woman 」を作った制作ということで期待していた。そして脚本が坂元裕二さんということで期待していた。主演が広瀬すずということで期待していた。期待し過ぎてダメだったのかなぁ?ドラマは勿論、ダメじゃないです。よく出来ていました。坂元裕二脚本ですから、ダメなわけがないです。が…。このところ(私の認識では、真木よう子主演のレストランの話(すみませんタイトル調べればいいんですけど)以来、売れっ子脚本家坂元裕二が、割と自由に脚本を書かせてもらっている感があります。ところが、自由に書いてからの方がヒットしていない感じもあります。そんなものかもしれません。「カルテット」も今回の作品と同じようにダメじゃないけど…でした。私はこういう雰囲気のあるドラマ、好きですけどね。今回は、私のやはり大好きな岡田惠和さんの空気に近いものがありました。他人で年齢もバラバラの四人が出会って一緒に生活するようになるまでの流れは、とてもうまく設定されていた。ドラマでしか起こり得ないけれど、ドラマだからこそのドラマチックと偶然とを網羅していた。そしてそのバラバラさがとてもいい。視聴率どうだったんだろう? こういうストーリー展開の面白みだけではなく、その空気感も伝える作品(本来芸術とはそういうものなのですが)は、近年なかなか視聴率が取れないように感じている。そんなことどうでもいい!と作り続けて欲しいのだけれど。

 ストーリー展開もセリフもキャスティングも役者もみんな良かったです。上記の「カルテット」やレストランのドラマ(タイトル調べりゃ良かった)同様、小劇場的な話の作り方で、全体の構成も見事です。唯一、良くないところがあるとしたら、このドラマは、生まれながらにして貧しい環境で育った若者をメインにしていたのだと思うのだけれど、そのネットカフェで寝泊まりしている少女たちが、生きることが難しいながらも頑張ったり、血の繋がっていない家族を持ったりする話だと思うのだけど、偽札作りを始めてからの同居4人に金銭的な生活感がなくなってしまった。亜乃音が弁護士事務所で事務員やるだけでは、ちょっと暮らしていけないし、その後結果として逃亡する二人もどうやって生活したのか? この程度で生きていけるほど、この底辺の若者たちの生活は楽じゃないはずなんだけど、ま、ドラマだからあんまり暗くするのもなんだから、こんなものでしょうか?

 

 4月から新ドラマ始まりました。期待のドラマが今回は少ないけど、

「ヘッドハンター」林宏司 主演江口洋介だし。 「コンフィデンスマンJR」古沢良太 詐欺師の話だし。「シグナル」きゃっ尾崎将也さんだ!メンバーいまいちだけどいいや。 「未解決の女 警視庁文書捜査官」大森美香。「あなたには帰る家がある」大人のドラマっぽい。「ブラックペアン」だめだ、これしかないし、「ヘッドハンター」はテレ東で長野県では見られなさそうな~。次回は、短い感想文で済みそうです…トホホ

 

PS:今回PCで打ってて、有名人の名前ってこんなに変換してくれるようになったことに感動です!とっても助かりました。