先月行われた東京マラソンの時、またまたニュースでは警察のテロ対策練習が取り上げられていた。
確か、昨年の東京マラソンの時も同じことをやっていた。
警察が、テロに備えて訓練をする。
しかし、これでテロが防げるのだろうか?

地震や津波に対応するために、
近隣で避難訓練をする。
これは非常に意味のあることだと思っている。
ご近所さんと顔を合わせて避難場所への経路などを確認する。

しかし、東京マラソンで行われている警察のテロ対策訓練は全く別の臭いがする。

まず、何故、毎年東京マラソンで行われているか?
答えは簡単である。
以前、ボストンマラソンで実際にテロがあり、
被害者が出たからだ。
しかし、市民マラソンが狙われやすいなんて理由はどこにも存在せず、
根拠も見当たらない。
どう考えたって、閉鎖的な空間(どこかの建物内)の方が、
テロが起こった時、怖ろしい状態になることが予測される。
別にボストンマラソンで行われたから、
日本でも市民マラソンで狙われるなんて何の根拠もない。
そうなると、あの東京マラソンの度に映し出される警察の訓練の映像は、
何かの宣伝としか考えられない。

あの映像を見て感じるのは、
テロが起こる可能性があるんだぞ!
と国民に危機感を感じさせることと、
警察は、これだけ頑張って東京を安全な街にする努力をしていますよ!
ということ。

因みに、ブリュッセルの空港でテロがあった直後に、
やはり日本の(成田だったかな?)空港でテロ対策訓練をやっていた。
なんで?と思う。
常日頃からの訓練ならまだしも、
他所の空港でテロがあったからこの国の空港でも……は、短絡的な発想だ。

そして、ニュースでその画像を見せられるたびに、
そんなんで、本当にテロから市民を守れると思っているの?
または、テロが起こらないように何か出来ると思っているの?
と感じてしまう。

日本はこれまで先進国では最もと言っていいほど、
イスラム過激派のテロのターゲットになりにくい国だった。
それは、アベ総理が、わざわざISに向かって攻撃的な発言をしたために、
日本もターゲットだと言わせてしまった。
出来ればそこに立ち返りたい。
それはテロ対策訓練よりも日本でのテロ発生を抑えることが出来るだろうから。

イスラム圏で活動をするNGOの日本人たちは、(かつての自衛隊も)
現地の人たちと非常にいい関係を築いてきた。
その歴史を踏みにじるような発言を現総理がやってしまった。
そして、反ISのイスラム圏の国々に大金を寄付した。
国内では、これだけ貧困に苦しみ、年金で生活できない年寄りがたくさんいて
多くの国民が生活苦でヒーヒー言っているのに。
海外にはばらばらとお金をばらまいている。
そして、日本でもテロが起こる可能性を植え付けてしまった。

これまでのテロ事件を見ていて、
自爆テロは防げないだろうなぁと漠然と感じる。
本人が爆弾を身に着けて死ぬ気でやるのだ。
それを防ぐのは非常に困難だと思う。

ただ、日本が恵まれているのは、
島国であるということ。
イスラム圏から遠いということ。
基本的に武器が手に入らないということだ。
爆弾は簡単に作れるらしいが、
ライフル銃を使ってのテロ行為などは起こりにくいというわけだ。

警察が、テロ対策訓練を行うことに文句を言っているわけではない。
彼らは言ってみれば、仕事がない時は訓練を積むべき人たちだろう。
ただ、東京オリンピック対策のように、
さも、やっていますよとか、
東京は安全ですよアピールのために
訓練をテレビ中継していることが、どうも気持ち悪い。

因みに私のテロ対策は、
特別な用事がある時以外は、繁華街、人の多く集まるところへはなるだけ行かない。ということだ。
若いころだったら、そういう場所にいつも立ち寄っていたのだろうが、
幸い、もう若くないので、人が多い場所そのものが嫌いであるから、救われる。
そう、もし私が今10代や20代だったら困るな……とよく思う。
だからこそ、今10代、20代の人たちが、もっと危機感を持つべきなのだとも思う。

憎しみの連鎖が止まらない。
テロという言葉を使おうが、
基本的には戦争である。
やられたらやりかえしていたら、
間違いなく戦争の規模が大きくなっていくだけのことだ。

それを望む人は限りなくすくないはずなのに、
テロも戦争も終わることがない……。