ネット社会になって、見たくない写真などをうっかり見てしまうことがある。
動物虐待が多いが、戦争の犠牲になったご遺体などの写真も目に飛び込んでくる。
そしてその映像が脳裏から離れなくなる。

この国では、遺体の写真を表に出さないようにずーっとされてきた。
それがいいことなのか、単純にいいこととは言えないのか?
分からないけれど、ネット社会になって脳裏から離れない映像が増えた。

数日前やってきたこの動画
これは本当に辛すぎた。
全部は見られなかった。
そしてその日一日気が滅入った。

北海道の丸山動物園で、
マレーグマウッチー(国内最高齢のメス)と、
5歳のウメキチと他一頭のメスを同じ展示場に入れ、
約20分に渡り、ウメキチがウッチーを攻撃し続ける映像だ。

(上記の通り、かなり衝撃的な映像なので、閲覧は、ご自身で熟慮なさってからご覧ください。
私は、本当に少し見て気分が悪くなり、もう二度と見られない映像です)
丸山動物園マレーグマ虐待?

このウッチーというおばあちゃんクマは、
このウメキチの攻撃で致命傷を負い、
きちんとした治療もされず、次の日亡くなった。

このことに対して、動物虐待ということで、署名を求める運動が起こっている。

私が信じられないのは、
この状況を当然飼育員がずーっと見ていたということだ。
アクシデントで起こったのではない。
同居訓練と称して行い、こうして映像もずーっと撮り続けたということだ。
そして動くこともままならなくなったウッチーを救助することもしなかった。
と、書かれている。
(どうしても最後までは見られないのです)

ウッチーは、推定30歳。
日本で28年間飼育されたと書かれている。
この時、見ていた飼育員が何者なのかは分からないが、
動物園で、28年間飼育されていた動物が、
これほど叫び逃げようとしている状況を
動物園で働くような人間が放置していられるという神経だ。

最近、動物虐待のニュースをよく耳にする。
都会では、ひどい形で猫が殺されている。
ブリーダーとしてたくさん子どもを産まされた犬が捨てられている。
どのニュースを聞いても吐き気がする。
どうしてそんなこと出来る人間が存在するのか分からない。
全く理解できない。

そういう人は、きっと人間も殺せるのだろうと思う。
だから地球上から戦争がなくならない。

そしてそんな映像が、家にいてネットを開くだけで突然飛び込んでくることがある。
こうした事実を知るべきだと思う。
誰もが知っているべきだと思う。
しかし、映像は衝撃的過ぎて、
私の頭から二度と消えることはないだろう。
こんな映像がどんどん増えていくのは、正直、耐えられない。