日曜日新宿に出かける用事があった。
その合間に、近くにファミリーレストランのジョナサンがあったので、
旦那とふたり待ち時間を潰すためにジョナることにした。

もうひとつジョナサンにした理由は、Tポイントが使えるから。
私に言われてTポイントのカードを作り、
私がポイントを入れてあげたそのカードは
使い方が分からないと放置されていたからだ。

つまり私たちは、ポイントでランチする!と楽しみにジョナサンに行った。

旦那は、ハンバーグにエビフライとグラタンっぽいモノがついたランチ
私は、盛岡冷麺と焼肉丼セットに
ドリンクバーを付けた。
しめて3000円強。
安くない、いや、1500円のランチは高いと言ってもいい。

それなのに……まずかった……

あまりファミリーレストランには行かない。
因みに旦那とふたりでファミレスに入ったのは、
片手くらいしかない。

別にいつもおいしいモノを食べているわけではない。
基本的に外食はしないのだ。
遠くにいる時(八ヶ岳に居るとき)は時々外食する。
お昼に天ざるとか、時々洋食屋とか、
それでも同じくらいの金額だ。

食欲旺盛の旦那が、珍しくグラタンっぽいモノにフォークを一度刺したまま手をつけない。
次に「ご飯がまずい」と言う。

私は、冷麺を一口「美味しい!」と感じた。
次に焼肉丼を一口「美味しい!」と感じた。
が、ちょっと油が多い。
なので、あまり食の進んでいない旦那に焼肉丼は半分あげた。
そして冷麺だけを食べることになるのだが、
三口目あたりからもう美味しいと感じることはなく、
その内、だんだん辛くなってきた。
美味しくないモノを食べ続けていると本当に辛くなってくる。
基本的に残さない私は、基本的にまずいという理由の場合、最後まで食べる。

まずい……まずい……冷たい……辛い……まずい……冷たい……。

辛さでかなり味はごまかされている筈なのに……まずい。

冷房のせいもあったかと思う。
冷房の風が当たっていて、料理が来たころには結構寒く感じていた。

ドリンクバーで、旦那がコーラ2杯とコーヒー
これで元は取れたのだろうか?と考える。

店を出て、一言私、「まずかったね」と言うと。
旦那が「うん、まずかった」

レストランから出て、こんな会話をしたのは、長い人生でそうあるものではない。

Tポイントで3000円強支払った。
ポイントで支払ったのであまり落ち込まないで済んだという感じだ。
千円札3,4枚はあれには払えない。

いつからこんなにまずくなったの?
それとも前からまずかったの?
冷房のせいなの?

理由は分からない。

ジョナサンに結構行っていた時期もある。
いつもお茶だけ飲んでいたわけではない。

理由は分からないけど、
分かっていることは……
私たちは、もうこの記憶が薄れる十数年後まで、
ジョナサンで御飯を食べることはないだろう。
ということだ。