そして続き。

そういえば、数日来、ツィッターなどでは、日本人ジャーナリストがシリアで拘束されたというニュースが流れている。
勿論、名前も写真も。 
これは、海外の報道がそのまま流れているのだ。
日本のテレビなどではまだ見ていないのだが、皆さんは聞き及んでいるのだろうか?

後藤健二さんが、ISに拘束されたのは、昨年秋
奥様がメールを受け取ってすぐに外務省に届けているので、
政府ももちろん知っていた。
しかし、12月の二週目に選挙があったのだ。
だから政府は隠した。

そして選挙後、ISの方から期限付きのメッセージが送られてきた。
そして結果は皆さまが知る通りである。

安保法案は、国民の安全を守るためと安倍総理はくり返し(本当に同じことを繰り返す方です)言っている。
そしてこのまま一気に国会を通過させようとしていることは皆さまもご存知。
その時期に、このシリアでのジャーナリスト拘束事件は、都合が悪いのです。
非常に。

もしも、安保法案を通した後に、日本でこのニュースが報道されるようなことがあったら、
政府によって、報道がコントロールされていることが実感できると思って今書いています。

報道が政府や権力者によってコントロールされるというコトは恐ろしいことです。
そもそもジャーナリズムは、反体制でなければならないのに、
その真逆をいっているということ。

それを感じ取ることが日本人には必要だと思います。

ニュースを鵜呑みにしないで、
自分の頭で考えてください。
NHKの報道を見ていて、ニュアンス的におかしなことがたくさん発見されるはずです。

実は、私は今でも後藤さんの存命をちょっと期待している人間です。
あれほど素晴らしい人ですから、ISももったいなくて殺せなかったのではないかと。
ISの仲間になってでも生き延びて貰いたいと、
そんなことを考えるコトが時々あります。

下らない、でも頭の良い日本の権力者ばかりが生き延びて、
力はないけど、日本人として世界に誇れる人々が、次々に亡くなっていくのは
この国の存亡の危機だと感じます。

人を見る眼を養いたい。
いつもそう思って人と対面するように心がけています。