昨日免許証の更新に行ってきた。
面倒な作業だが、東京都民になってから2回目、
新宿に近く、ゴールド免許の私には、それほど苦ではない。
とにかく早く手際よくやってくれる。

昨日の流れを言うと、
都庁の第二本庁舎二階の免許受付へ行く。
最初から2人くらい待っていた。
書類を確認して貰い、
書類に必要事項を確認し、
手数料3000円を支払い、
暗証番号を決めて入力し、
視力検査をし、
写真を撮って、
講習会場へ移動。
ここまでおよそ10分強って感じ。
どの場所でも、誰かがいるので、戸惑うことはほとんどない。

講習会場は、狭くて非常に不快でした。
というのは私が閉所恐怖症だからですが。
30分開始の講習会場に25分過ぎに滑り込み
結局5分押し位で始まった。
満席。
10分くらいのビデオを見て、
新しい交通法規の説明など合わせて丁度30分
その後、新しい免許証を受け取り、
機械で本籍を確認、暗証番号を使用。

全部で1時間の行程でした。

驚いたことは、
免許証に5ケタの数字がある。
その左2桁は、免許証を更新した場所の数字
右3桁は、その日に免許を更新した順番
私の数字は410
つまりこの日私は11時過ぎに受付を済ませたわけだが、
この時間で既に410人もの人が免許の書き換えに訪れたということ。
この後夕方まであの列は切れることなく続くのだろう。

東京都民で、
ゴールドの場合は5年に1度の書き換え
その上、誕生日から1ヶ月前しか書き換えは出来ないわけだから……………………
根拠のある計算方法が全く不明だが、
とにかく凄い人数である。

東京都庁から出て新宿の高層ビル街を歩きながら考えた
この人口が、国力である。

日本はやっぱり大国なのだ。

東京都民はどんどん増えている。
田舎から若者がたくさん就職のために出てくる。
学業のために出てくる。
若者は東京に行ってみたい。
その気持ちは私も若者だったことがあるからよく分かる。
悪いことではないと思う。
東京に出てみて、気に入ってそのままいる人もいるだろうし、
その内田舎に戻る人もいるだろう。

ただ、私みたいに田舎がない人間としては、
ちょっと不服もあるんだけど。

でも、年寄りがいなくなるって言うのもありだと思う。
年を取って東京には魅力を感じていない。
ゴミゴミしている。
空気が綺麗じゃない。
人が多くて疲れる。
便利なことはたくさんあるけど、別にねぇ。
放射能も不安。
ストレスも多い。

10代から20代に掛けてニューヨークに憧れ
結果ニューヨークに一度は移住した私が、
これほど都会に魅力を感じなくなったのだから、
年を取るとそういう人は少なくないのだと思う。

そもそも生きるテンポが若い人とは違うのだから。

そんな訳で、田舎を持たない私は、自力で田舎を作るしかない。
そのために、この三年八ヶ岳南麓に毎月末訪れていたのだ。
東京の便利さを捨てることには少々不安はあるのだけれど、
若い子が東京に出てくるときだって不安はある。
だから、跳び込んでみるしかない。
まだまだ(若い子には敵わないが)やり直しだってきくだろう。