昨日友人との会話で垣間見えてきたこと。
某会社の話。

社長は、とても魅力的な人で、信望も厚く彼の魅力で人は集まってくる。

が、会社(とは言え、社員は10人、登録(派遣みたいなもの)が100人の小さなもの)の上にいるのは、
気付けば、社長の友人ばかり。

友人を大切にする人は、いい人だと思う。
自分がかつて世話になった人を大切にするのは大切なことだと思う。
人として素晴らしいことだと思う。

が、会社組織になった時に、問題となってきたのは……

友人Aに会社の一つの業務を全面的に任せている。
しかしAは、無能だった。
Aの下で働く人々は、出来る人もたくさんいるので、
Aに意見を言う。
と、Aは、その人がウザいので、切る。
その内、Aの無能さに気づいているので、意見を言いたいが、
生活があるので、その仕事をキープするために意見を持っていても言わない人ばかりになってくる。
結局、無能なAの下、その業務は、それ以上大きくなりようがない。

家族Bに一部の業務を任せている。
しかし、Bは、おバカさんだった。
Bはしょっちゅうミスを犯す。
その被害をこうむる他の人たちは、
当然、Bの仕事の出来なさに気づく。
が、社長の大切な家族なので、基本的にはしばらく我慢している。

その内、会社を辞める人がでる。
その人は、会社の為、社長の為を思って、
仕事が出来ないBのことを社長に進言する。
と、社長の逆鱗に触れて、その人は喧嘩別れのように会社を去る結果になる。

つまり何がいいたいかというと……。

家族や友人、恩のある人を大切にするのは、
人としてとても素晴らしいことだと思う。
が、会社組織になった時は、ちょっと違う。
一緒に仕事をする以上は、意見を言い合う関係が作れないと駄目だ。
きちんと論理的に、
ここはこうした方がいいとか、その逆の意見を聞いて、
思考錯誤していかないと
時代にも乗っていけない。

その会社は、今後成長することも難しいし、
景気のいい時ならともかく、
今の時代だと潰れていくのは時間の問題だ。

ただ、社長の稼ぎだけで支えられている会社。
だから、社長は当然自分の意見を通す。
他の人の意見を聞かない。
数少ない、社長が心を許している人たちはみな無能だ。

でも逆の考え方をするならば、
何故、周りにそんな無能な人ばかりが集まっているか?
そこなのかもしれない。

優れた人の周りには、優れた人が集まってくる。

結局、その人は、人としてどれほど素晴らしくても、
企業人としては優れていないというコトなのだろうか?

会社を経営するのは大変なことだ。
人ひとり使うだけでも大変だ。
そこにお金が絡んできて、
社員という食わせなければならない存在が出来たら、
それはそれは大変だろうと想像はする。

世の中で一流企業となる会社は、
やはりそれなりの人がトップにいるのだと、ずっと思っている。
人は、自分の力に見合った規模の集団しか統括することは出来ないだろう。
それが分かって、会社をそれ以上大きくしないことは、
ある意味、その人の才能なのかもしれない。